ここは凄い所だ。

池間苗さんは凄い人だ。

与那国の風習と文化を伝える人だ。

世の中に文化活動をしている人は沢山いるが、池間さんほど飾らず、茶話感覚で深い文化を語れる人いないだろう。

私が熊本から来たと伝えると、池間さんは驚き、私の第二の故郷が熊本だよといい、おてもやんを歌いだす。とっても愉快な人だ。池間さんは通信工学の勉強で学生時代は熊本で生活をしていたのだ。そして、帰郷して、郵便局の電報の送受信の仕事に付いていたとの事。

今は与那国民俗資料館にて、与那国の事をさまざまな人々に伝えている。

http://www.wonder-okinawa.jp/024/japanese/tano/hikarino/ikema/

↑池間苗さんの記事


池間苗さん

池間苗さん

池間さんから教えてもらった与那国の事を少し紹介させていただくと。


琉球墓は人間は子宮から生まれ、死んだ後は子宮に戻る事から子宮のデザインである事をここで知った。

そのような思想から与那国は命を非常に大切にする場所、クプラバリの悲劇は「それくらい辛く過酷な税だった。」事を伝える為の伝説であって、実際には無かったのではないかとの事だった。

与那国は以前は一万人の住民が居て、町に成れたが、学校の誘致は中学までしか出来ず、は高校に行くには隣りの石垣島まで行かなければならない。

与那国の海底遺跡に昔の与那国で使われていた象形文字(カイダ文字)があったとの事、それで人工の建造物ではなかろうかとの事。


池間苗さんは与那国語辞典を自費出版している。与那国の言葉は昔の日本語が沢山あるらしい、大和朝廷の言葉が北に南に広がり、各地に定着した。

ゲストハウスのおっちゃんから与那国語のレクチャーを受け、少なからず与那国の言葉に興味を持っていた私はどうしても与那国語辞典が欲しくなり、購入したのだった。



与那国語辞典


少し残念なのは性に関する単語が無い事だ。

文化人類学などの学術的にも性に関する単語は必要なのだが・・・


このあたりはゲストハウスのおっちゃんに訊けば喜んで教えてくれるだろう!