朝5時に起床。


血糖値を上げなければ行動が鈍るので、オレンジジュースとロッテリアで前日かったイカハンバーガーで朝食を済ませだらだらと身支度をしたら丁度6時。

ホテルの前には観光客目当てのタクシーがずらりと並ぶ。

勿論タクシーも商売なので勧誘してくるが、しつこくはない。ホテルの前なので、私をスルーしても客はいくらでも居るからだろう。


地下鉄の梵魚寺駅で下車、梵魚寺駅と言うからには、目指す梵魚寺は近くだろうと思ったが・・・

違った。

地下鉄の案内どおりに地上に出て、看板を見ると梵魚寺まで3キロの文字、歩くには小一時間の距離だった。時間的にもこの時点で7時前、「まーいーか」と思い歩き始めて10分もたたない場所にバスの待機所があった。そこにバス停もあり、漢字で梵魚寺の文字を発見、それを見ていたら「○×△ボモサ○×△・・・」と韓国語で(当然だが・・・)バスの運転席から話しかけられた。「ボモサ(梵魚寺)」と聞き取れたので、思わず「ネー(はい)」と言ったら昇降口が開いた。乗り込んだのは良いが・・・・

初めての外国でのバス。料金の払い方が判らない。車掌が値段を言っているが判らない。そこで車掌は指を九本だし「クペック」と言った。「ペック」は百の位、「ク」は「9」の事、900ウォンであった。車掌はここに金を入れろと指指す。気づけば日本の都市部のパスと同じ仕組みだったのだ。

自分の韓国語に対する耳作りはまだまだだと実感した。「クペック」が判ったのは自分の知識を元に時間差で判った事であり、その場の瞬間で反応したものでは無い。大学で学んだとは言っても自分の力はまだまだ韓国の就学前の子供以下だという事を痛感したのであった。