ノコギリ屋根の工場、合資会社後藤織物を訪れました。
桐生市にはこのようなノコギリ屋根の工場が
数多くあります。
味のある建物ですね。


創業者藤定吉は、明治三年(1870年)に現在地に居を構え、明治十年に絹綿交織を考案し、いち早く洋式染色技術の導入をはかり、明治初期の桐生織物に大きな貢献を果たしました。
工場内では、常に糸車の回る音がカシャカシャと
鳴り響いています。

合資会社後藤の建物は数が多く、その時期も明治前期、
大正、昭和の戦前、戦後と多岐にわたります。
主屋をはじめとする建物群の構成は、染色・撚糸・製織といった織物生産システムをそのまま現しています。



現当主は四代後藤隆造氏で桐生織の伝統を引き継ぎ、
その製品は七五三祝帯「都恋人とれんど」、
袋帯その他「栄基堂」ブランドで百貨店、
有名小売店を中心に販売しています。

現在、主屋他建造物群は、登録有形文化財に登録されています。

ちなみにスティーブン・スピルバーグ監督の映画、
「SAYURI」にておいて、主演のチャン・ツィー、コン・リーや桃井かおりが身につけた丸帯は、合資会社後藤が織ったもの。

↓その際撮影した動画
(撮影は許可を得て行っております)
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