一時期、現代詩と呼ばれるものに少し傾倒していた時期がありました。
10代の頃です。
特に楽曲の作詞とは関連付けず、純粋に詩作品として読み耽っていた記憶があります。
当時気になっていた詩人を、思いつくままに列挙してみると・・・
天沢退二郎。宮沢賢治やブランショに関わる大作で著名ですが、コトバ使いがシュールで、ぼくの考える意味での・・・通常の使い方とは少し異なりますが・・・ポップに近い肌触りがある。僭越ながら、その後の楽曲の詩作において、秘めたる影響を受けている一人かもしれません。
吉岡実。歌人としても良くした人で、日常的な事象や物質に、エロティックな情感を滑り込ませる手腕に感服しました。
吉増剛造。当時居住していた地名を取り入れた「下北沢不吉」のフレーズや、般若心経の引用が印象的な、「黄金詩篇」のインパクトは大きいものがありました。ことばのたたみかけにスピード感があって、フリージャズや、今ならノイズやエレクトロニックミュージックに通ずる感性が感じられます。
そして、詩人としての吉本隆明。全集に入っていた初期詩篇が、初々しくて好きです。 (現代詩ではありませんが、歌人の塚本邦夫さんも良い。短編小説も凄い)
さらに四方田犬彦氏の発言で、帷子耀(かたびら・あき)という天才少年詩人がいたことを思い出しました。彗星のように現れて彗星のように消えていった少年詩人。 今彼が詩壇にいたら、どんな詩を書いているのだろう・・・
ノスタルジイに耽る一ときでした・・・・