悪夢は911からは始まった?

トランプが批判するが?
ヒール国家同士で?
中東へは干渉しない方が?

立民、早くもタリバン政権容認?
ISISからタリバンが救う?
米軍がアフガニスタンから撤退を表明した事で、タリバンが勢力を強め、首都カブールを陥落しましたが、その際、米国から多額の支援を受ていたガニ大統領は持てるだけの現金を手にして国外脱出しました。一方、アフガニスタンの国民は米軍や大統領からも見捨てられ、絶望のどん底です。


事の発端は、911同時多発テロであり、ブッシュ大統領はテロの犯人と断定したビンラディンをアルカイダとアフガニスタンが匿っているとしてテロ組織との戦争が始まりました。
しかし、テロだと言われている911はビルの保険金と消えた金塊を巡る、自作自演だった可能性が指摘されています。



テロ発生当時、世界貿易センターの地下には約1670億ドル相当の金が保管されてたとされますが、米同時多発事件以降、回収出来たのは約2億米ドルだけで、消えた金塊の行方はなぜか不明です。

 

また、世界貿易センターを所有していたラリー・シルバースタイン氏は、米同時多発テロの1カ月半前にテロを含む支払い条件で35億米ドルの保険に加入(契約期間は99年間もの長期契約)し、その後、70億ドル以上の賠償金を受け取っており、911同時テロ事件には金の匂いがプンプンします。
 

アフガニスタンは米軍の駐留により、欧米が望む民主化が期待されていましたが、アフガニスタンの民主化は不正と賄賂という堕落も持ち込んでいます。
政府軍や役人間には賄賂が横行し、文化も米国の影響を受け厳格なイスラム社会は消えつつありました。
そんな状況に危機感を感じたタリバンが厳格なイスラム社会を取り戻そうとしたのが今回の出来事ではないか?と感じています。

トランプが批判するが?
オバマ政権時、共和党はISIS(イスラム国)が使用している米国製の武器に着目し、廃棄寸前の兵器の横流しだろう?と思い、調べると、ISISが使っている米国製兵器は製造後、60日以内に作られた新品である事が判明し、米国政府関係者がISISに武器の横流しをしていた事がわかりました。
オバマはテロ組織を撤退させただけで、武器売却の為に故意に壊滅させなかった疑いがあります。
ISISを攻撃し、占領地域を奪還できても、壊滅させなければ 後退した場所でまた拠点を作ります。この方法では堂々巡りで、ISISの壊滅には繋がりません。


長年解決しないテロと戦いは、解決不可能とされてきましたが、トランプが大統領になると、テロ組織を後退させずに徹底的に潰し、壊滅させました。


今回の米軍撤退の混乱に関して、トランプはバイデンに「アフガニスタンの混乱の責任を取り、辞任すべきだ」と主張していますが、最初にアフガニスタンに手を出したのは共和党のブッシュですから、批判はブーメランになる可能性があります。


米国は敵にも武器を売却し、戦争拡大で金儲けをしている政治家が確実に存在します。その点、トランプは大富豪で金に興味はありません。また、任期中に戦争をしなかった唯一の大統領です。金で動かないトランプはオバマ達から見れば邪魔な存在であり、邪魔なトランプは選挙を乗っ取る事で排除されました。
トランプファンの自分はトランプが再び大統領になると信じています。

ヒール国家同士で?
アフガニスタンがタリバンの手に落ちると、早速、中国がタリバンに近づき、「友好関係」発展の用意あると表明しました。中国はタリバンへの経済協力国になり、一帯一路の拡大を狙っています。テロの温床とされるアフガニスタンと中国は、欧米諸国の民主主義とは相いれない共通点があります。米国の敵であるタリバンは味方だと考えています。



また、中国はパキスタン、アフガニスタンと手を組み、米国主導のクワッドに対抗し、インドを封じ込めたい思惑があります。
万一、中国がタリバンに核爆弾を供与すれば、世界の勢力図は一変します。
世界は益々、二極化されて危険になりつつあります。

◆中国、タリバンと「友好関係」発展の用意あると表明◆
「中国は16日、大国から何世代にもわたり、戦略地政学上の重要国と見なされてきたアフガニスタンとの関係を強化できる機会を「歓迎」した。

 華報道官は記者団に対し、「タリバンはこれまで、中国と良好な関係を発展させたいとの希望を繰り返し表明しており、アフガニスタンの復興、発展に中国が関わることに期待を示している」と述べた。」
AFP:https://www.afpbb.com/articles/-/3361912

 


中東へは干渉しない方が?
多くの部族から構成され、宗教も異なるアフガニスタンを欧米諸国がコントロール出来る筈がありません。我々から見れば、非常識に思えますが、タリバンが女性に強要するブルカは昔からのイスラム世界の伝統衣装であり、欧米の価値感で口を出さなければ、伝統衣装に過ぎません。


タリバンは首都カブールを陥落させた後、報道官が「アフガンの人々の財産や生命は安全だ。誰にも報復はしない。われわれはこの国と国民への奉仕者だ」「女性が教育を受け、仕事をできるようにするのがわれわれの政策だ」と声明を出し、真偽は不明ですが、最大限の譲歩をしている様にも見えます。
 

メディアの多くはアフガニスタンの人々が逃げ惑う姿ばかり報道し、タリバンを非難していますが、少なくともガニ大統領よりもイスラム世界を守っているのはタリバンです。アフガニスタンがテロ組織の温床となれば、話は別ですが、暫くは成り行きを見守るべきです。タリバンの前向きな声明が嘘でない事を祈るばかりです。

立民、早くもタリバン政権容認?
17日に立憲民主党の浦野英樹氏はTwitterで「アフガニスタン。日本はタリバン政権を認めるべき。国際社会の関与が大きい方が、人権問題や難民対応も改善される。ずっと戦争が継続してきたアフガニスタン。安定させるを第一とした外交を」とツイートしました。すぐに炎上したので、現在は削除されている様ですが、立憲民主党の浦野英樹氏は多様性の観点からもタリバンも認めるべきと判断したのかもしれません。

ISISからタリバンが救う?
アフガニスタンで地雷除去の作業をしていた住民をISISが殺害した際、地元反政府組織のタリバンが駆けつけ、武装勢力を追い払ったといいます。我々日本人には理解出来ませんが、タリバンはイスラム教徒のアフガン人を守りたいだけだと思います。

◆ISIS、アフガンで地雷除去の10人殺害 タリバーン救助◆
「(CNN) アフガニスタン北部バグラン州にある地雷除去を進める慈善団体の野営地を武装勢力が襲い10人を殺害、16人が負傷する事件が起き、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系の組織が12日までに犯行を認めた。

イスラム過激派の情報収集に当たる米民間企業「SITE」が報告した。同団体「HALO TRUST」の幹部によると、襲撃犯は就寝などしていた団体職員らの各部屋に押し入って次々と殺害する残忍な手口を見せたという。

武装勢力は野営地で、アフガンでは少数派のイスラム教シーア派のハザラ人チームの居場所の情報を要求。職員らが拒むと殺戮(さつりく)を始めた。野営地には当時、地元住民の約110人がいたという。



8日夜に発生した襲撃の最中、地元を拠点にする反政府勢力「タリバーン」が駆けつけ、武装勢力を追い払ったともした。アフガン政府は当初、野営地の攻撃はタリバーンの仕業と主張していた。」
CNN:https://www.cnn.co.jp/world/35172262.html

 

 

この報道を見ると、ISISが行ったアフガニスタン内での殺戮の一部をタリバンの仕業にしている事がわかります。
地元民をISISから救った事から住民の中にはタリバン支持の人も多く存在しそうです。
一般のアフガン人は米軍が駐留する事で、欧米のスポーツや音楽を知り、若者を中心に大きく影響されています。一番、罪なのは、先進国が貧困・発展途上国に進んだ文化を見せびらかせ、立ち去る事です。

 

※19日の時点で、タリバンにより、ブルカ未着用の女性が銃殺されたという報道がありました。それぞれの国の思惑があるので真偽は不明ですが、事実であれば、恐怖政治そのものなので、国際社会は許さないでしょう。タリバンは救世主なのか悪魔なのか?暫くアフガニスタンに注目です。

日本は米国と同盟国ですが、アフガン問題に関わってはいけません。
静観し、人道的援助に留めるべきです。
宗教がらみなら尚更です。
次期総理の手腕が問われます。