マスコミ記者、一部の政治家、多数の歴史学者、破綻した思想にしがみつく社会科学者などが「黒人くろうと」を気取って、通説に異論を唱える研究者を「陰謀論」として揶揄する。
 
たとえ異論が真実に近いとしても、既得権益の持論を押し付けて、聞く耳さえ持たない。これが戦後リベラルの「不寛容さ」の象徴だ。
 
異論を提起する方々を「素人しろうと」というのもななはだ失礼な言い方だが、持論を押し付ける「黒人くろうと気取り」より、よっぽどましに見える。
 
夏目漱石が、亡くなる少し前の大正13年(1914年)東京朝日新聞に掲載された文芸評論で「素人と黒人」がある。
 
「素人と黒人」は旧仮名遣いで読み難いとは思うが、ご一読いただければ幸甚です。