らせん階段は時計回りのものが多いように感じるがそれには
理由がある。

その起源は中世ヨーロッパにあるとされる。
この時代、左利きの人は騎士になれなかった。なぜなら左利きの人は
悪魔の子孫だと考えられていたからである。

英語には左・右を表わす単語に sinister, rightというものがある。
sinisterは「左」を表わす単語であると同時に「邪悪な」という意味があるし、
rightには「正しい」という意味がある。
先ほどのことを考えてみると左利きは邪悪な存在で、右利きが正当な存在
である、という考え方もあったのかもしれない。

つまり中世ヨーロッパの騎士はすべて右利きであったといえる。
それと螺旋階段が時計回りであることとの関連はなんだろうか。

螺旋階段があるのはもちろんお城のなかだ。ここで敵が場内に攻めてきたことを
想像してほしい。こちらがわが身を守る立場にある。階段を上る際はどのような
構図になるだろうか。相手が前向きで自分は後ろ向き。
階段が時計回りだから自分の左側は窮屈だ。と、同時に、相手の右側も窮屈である。

騎士はみな右利きなのだからこの城の主が有利となる。
しかしカー家の領主は左利きであったためその階段は反時計回りであるらしい。