みなさん、こんにちは。

被災地救援どころか、どこに行くにも燃料がなく、節電でしかお役に立てない坂東ですので、今日はせめて持ち場の日本国内の中華関連ニュースから、私たちが被災地の支援を考えるときに大切なことを教えてくれる、中国の富豪をご紹介しましょう。

http://news.ifeng.com/photo/hdnews/detail_2011_03/13/5123866_45.shtml

この写真は中国の「鳳凰ネット」というメディアの写真ですが、写真の下には、

一行六人穿着普通的便装,胸口贴着两面红色的国旗,五辆货车上也插着中国国旗。
“中国首善”陈光标带着五货车救灾物质参与日本地震救灾。
据陈光标介绍,12日早上7时到达东京后,他们就开始购买矿泉水、饼干、棉被、药品等救援物资,总共买齐五货车,近30吨。(图为陈光标在网络上公布的照片)


訳(一行の6人は普段着を着ていて、胸には二つの赤い国旗を貼り、5台のトラックの上には中国の国旗が挿されている。
「中国首善」の陳光標は救援物資を載せた5台のトラックで日本の地震災害救援に参加。
陳光標の説明によれば、12日朝7時に東京に到着後、彼らはミネラル水、ビスケット、毛布、厄神など5台合計で30トンの救援物資を購入し始めたとのこと。(画像は陳光標がネット上で公開した写真))

http://news.ifeng.com/photo/hdnews/detail_2011_03/13/5123866_46.shtml

私のマイミクさんのお話では、この中国人は中国の富豪で、慈善事業活動家としては有名な人なのだそうです。

陳光標攜百萬元赴日本賑災引發網民爭議
http://news.sina.com.hk/news/9/1/1/2043311/1.html というサイトで見ると、
100万元の現金を持って在日華人に送金し、飛行機に乗って両替した1200万円を手に、5台の車をレンタルして、パンやマスク、懐中電灯などの応急物資を購入、日本人を含む13人で仙台に向かったのだそうです。

「私は運がいい、買った物資は当日の午後に購入制限を実施した
「一部の中国人は宮城で困難な情況にある。我々は宮城の仙台に行く準備をしている」


とのことで、彼が言うには5台のうち2台分は千葉で手放し、残りを仙台に持ち込むようです。
記事では千葉県の海岸で子供と中年の二人を助けだした?とのこと。
中国人民の愛の心を運びたい、のだそうですが・・・・
千葉の海岸も津波の被害がすごかったのでしょうか。
そしてこの物資、もしかして売り歩いているのでしょうか?
「購入制限」はこの人が購入した店がしたことなのか、それともこの富豪自身が実施したのか・・・?

ごらんください。大活躍中です
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1350.html
引っ張り出されているばあちゃんも大変そう。

この富豪、どうも台湾では高額なお年玉を配り歩いて台湾人の自尊心を逆撫でしたようです。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1296313706

この完璧なアングルの写真、後に彼の業績として利用されるのではないかと思われますが、彼にとって日本や被災者は背景として必要な程度の存在なのかも。
私に協力してくれる中華系の方はこういう人ではないのですが・・・。
これが中華風善意であるなら、私は悲しいですね。

被災者を助けたいならば、「何をしたいか」ではなく、「何が喜ばれるか」「何が求められているか」を考えることが、今一番大切なこと。私はそう思います。

で、仙台を目指したご一行は、やはり福島で引き返してきました。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=49981

今、被災地で求められているのは、日本各地で連鎖している買占めによって行き届かないガソリン、目前に山積みにされていながら手元に届かない物資の円滑輸送実現です。