みなさん、こんにちは。

つい先日、中国では最新の戦闘機「殲20」の画像が初公開され、その真っ黒いステルス機の姿を見た方もいると思います。

実はこの戦闘機の姿、私は公開前から(確か尖閣での漁船体当たり事件があったころから)中国のサイトなどで見かけてはいたのですが、まさかこれが噂の殲20だとは気付かず、皆さんにご紹介が遅れてしまいました。

改めまして、紹介しましょう。
これが中国最新鋭ステルス戦闘機の「殲20」です。

外国人犯罪の増加から分かること



さらにご覧になりたい方は、中国語の「歼 20」←の文字をグーぐるに貼り付け、検索オプションで「検索対象にする言語」を「中国語(簡体)」に設定してご覧ください。

しかし、兵器に「殲滅」の「殲」を使うモロ出しの攻撃性、さすが中華風味。
この強そうな戦闘機、実はまた別の意味で、謎に包まれているのです。

元中国解放軍のミサイル情報部門にいたバリバリの共産党員で満州族出身の鳴霞さんは、現在日本に帰化し、「中国人民解放軍の正体」 という、解放軍兵器の暴露本を出しています。

彼女はかつては瀋陽飛機製造公司(略称は「瀋飛」ですが、中国簡体字にすると「沈飞」です。沈むのか飛ぶのか分からないところはギャグではありませんので念のため)
の情報課に所属していたため、こうした軍事兵器に関してはすごく詳しい方です。

その鳴霞さんが主幹として発行する「月刊中国」によると、ズバリ、この最新鋭戦闘機は張子の虎だそうな。

というのも、「成都航空機工業集団」が発表したこの戦闘機は、アメリカの戦闘機F22のデザイン盗用部分が多く、ライバル企業である「沈飞」より先に開発したということで、軍事研究費を政府から巻き上げ確保するためのものではないかというのです。

鳴霞さんが指摘する部分としては、

1 垂直尾翼は昨年ロシアが公表した設計デザインそのものであること
2 空速菅の位置についても、とりあえず臨時につけた量産品であること
3 レーダーについてはどんなものがどこにどう入っているのかまったく不明


とのこと。

さらに私が調べてみたところでは、この戦闘機を見たロシアの軍事研究家の話では

・殲20はロシア産のエンジンを搭載していて、中国はいまだ独自にこのエンジンを作ることは出来ない。
・そのエンジンの性能からして、あの大きさで十分な戦闘能力が出るようには見えず、機体の大きさに比しておそらく馬力不足
・戦闘機としてのデザインに無理があり、とりあえず飛べるというレベルなのではないか


とのことです。
他にも、

・アメリカ軍のステルス機に使われている「黒い粉」は日本だけが供給している素材であり、中国では開発できないはず。
・開発したとしても、その粉の塗装技術は中国にはない。
・黒い塗装をしたからといって、ステルス性能を備えられるわけではない
(笑)

とのことで、これまたハリボテなのではないか、という疑惑がぬぐいきれません。

この「殲20」に関しては、その姿を見た中国の軍事オタクたちでさえこれを見抜いているようで、すでにこの戦闘機は同じ発音から「姦20(奸20)」というあだ名が付いているようです(笑)

http://www.google.co.jp/search?as_q=%E5%A5%B8+%EF%BC%92%EF%BC%90&as_epq=&as_oq=&as_eq=&hl=ja&rlz=1I7SKPT_ja&tbs=lr%3Alang_1ja&num=10&lr=lang_zh-CN&cr=&as_ft=i&as_filetype=&as_qdr=all&as_occt=any&as_dt=i&as_sitesearch=&as_rights=&safe=off&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2

そしてこれは愛国宣伝の一環だからこそ、ゲイツ国防長官の訪中に合わせてお披露目されたのだと鳴霞さんは分析しています。

現在中国のネットではこの戦闘機を公表しておきながら、こうしたツッコミがあまりに多く、「殲20」に関する書き込みは禁止され監視されているそうです。

では、何のためのハッタリなのか?
そこを考えることも大切ですね。