Kelso Dunes, Mojave Desert, CA
2013年秋 モーターホーム旅行を振り返って

Overlook from ”Kelso Dunes Summit” 18 Sep 2013
■モハベ砂漠 Mojave Desertは、カリフォルニア~ネバダ~アリゾナ州を跨り広がっている。 ほぼ 300km四方の面積を有し、関東の一都六県+中部と北陸地方を合わせた位。 ネバダ砂漠やグランドキャニオンも 広義ではモハベ砂漠の一部として扱われるようだ。 砂漠の中には街があり、道路や鉄道も敷設されている。 インターステーツ15号線が通るバストー、ビクタービル、ラスベガスも この砂漠の中の街だ。

■先日、僕達がモーターホームで停泊し 散策したのは、”Mojave National Preserve(モハヴィ国立自然保護区)。 国立公園局が管理する モハベ砂漠の一部エリアで、160万エーカー(6,500k㎡)もある国立公園だ。


左:月が砂漠に沈む、右:明け方の停泊地(背後はプロビデンス山々)
■モハベ砂漠は、砂の地面だけではない。 古い火山があり火成岩がゴロゴロしていたり 灌木やサボテンが点在している。 平坦な地表が永延と広がり、浸食された老年期の山々が散在している。

砂丘の麓は草が点在している。 サボテンは無い。
■そんな砂漠の中の ケルソ砂丘 Kelso Dunes Summitに登って来た。 カルフォルニア州では、インペリア砂丘()こ次いで高い。 標高は3,083ft (約900m)。 周辺の土地からの相対高度は140m。 トレッキングとして登るには丁度良い高さと距離。 夜明け前、予定時間を1時間遅れて トレイルヘッドを出発した。


トレイル途中から見た南方向のグラニット山(左)、東方向プロビデンス山(右)。
朝陽によって出来た峰の影が、上空に伸びている。

2週間前の大雨で人間の足跡は皆無。


動物達が通っただけ。


足跡を残し、最初は緩やかな斜面を進む。


途中までは、ハッキリとしたルートがある。 間もなく日の出。


砂丘の頂上が朝陽に照らされた。 そして日の出。


地表の凹凸がクッキリ見えてくる。


僕らの陰も 砂地にクッキリ。


この時間帯の山々は美しい。 (グラニット山)

広がる砂の波紋。 感動的だ。

朝食は、お決まりの”オニギリ”♪

山頂までもう少し。 峰を登って行く。

山頂に近づくほど、斜度が増す。 一面砂地でトレイルは無い。


峰の途中で振り返ると、足跡。 前方は峰が眼前に迫るほど 斜度がキツイ。

朝日に照らされて 輝く砂粒。


先行者は山頂に。 そして全員登頂!
駐車場から ピッタリ2時間。 途中で朝食と日の出の写真を撮らなければ、所用時間は1時間。

山頂の一段下に広がる砂の風紋。
そよ風が吹いて、快適な山頂。 気温は22℃くらい。


麓では使えなかったVerizon WiFiも 山頂では この通り。 山頂でネットが出来る♪
降りはスピードが出るので、バランスを取り 転倒滑落に注意。


下界は、無風。 気温と陽射しで暑くなってきた。

モーターホームを停めたトレイルヘッドの駐車場。
停泊地は別の場所で、ここはキャンプ禁止。


砂丘山頂へ通じるトレイルヘッドの入口。


駐車場脇には、トイレがある。 しかし、水は無い(水道無し)。


シューズに入った砂を出す。 物凄い量が入り、足が締め付けられていた。
冷凍庫に保存していたアイスキャンディーで、「お疲れさま~」
ここへの ルート




左:地図の”3”(mile)と書かれた道 Kelso Dunes Road (帰路で撮影)。
右:”14”(mile)とかかれた道 Kelbaker Road。
中:T字路の交差点。 右側の白い丘が砂丘。

停泊地 Kelso Dunes Parking LotからTrailheadまで、約1km

数週間前は大雨で この一帯の道路が閉鎖されていたが、
お陰様で天候に恵まれ 最高のコンディションでトレッキング出来た。
気温が高い時のトレッキングは要注意!

見渡す限り何も無い大地に立つと、人間の小ささ 無力さが実感できる。
僕は、こんな場所が大好きだ。 また行ってみたい。
