2017年1月3日から診療をスタートしました。7日にはクリニックのチェアマンがモーリシャスのジャーナリストをたくさん呼んで東洋医学の診療をはじめること、また、今後、医療従事者を対象に鍼灸を教育していくことを告知するプレスリリースを行ないました。

 

私は、プレスリリース30分前にチェアマンの部屋に呼ばれ、「今から一緒に出てもらうから」と言われ、言われるがままに記者団の前に座ってひきつった笑顔でチェアマンが説明しているのを見ていました。

https://www.lexpress.mu/article/297150/medecine-traditionnelle-city-clinic-projette-doffrir-une-formation

その後、記者団から色々質問されました。

鍼や灸、指圧について道具を見せ、それらの方法、適応疾患や症状について説明しました。

何の準備もしていなかった割に、自分ではよくプレゼンできたと思います。(ほんとはヒドかったかもしれませんが・・・。)

 

新聞以外にテレビでも放送されたそうですが、観ていません。その後、患者さんとか、市場のおやじたちに、「テレビに出てたなー」って聞かされて、実感がわきました。

 

翌年、2018年5月、今度は、日本大使館から、日本の文化を紹介する番組(国営テレビ)があり、その一部として使いたいのでインタビューしたい旨の依頼がありました。

 

撮影当日は、テレビクルーは遅刻するし、大使館の担当は来ないし、撮影する段取りが全く考えられていないという状態でした。こちらは、施術のアポイントを午前中全てキャンセルし、懇意にしている患者さんに協力してもらい、施術風景を撮影できるように準備していたにもかかわらず、ずいぶん待たしてしまって申し訳ないことをしてしまいました。「あーっー!だからモーリシャンはー!」ってイラッとしたことを未だに記憶しています。

 

放送は観ましたが、インタビューの部分は、ほんの数秒でしたので、何だったの?あの努力は~って感じでした。

 

しかし、これら2回の報道取材を受けたにもかかわらず、認知度は一向に上がらないことには驚きましたね。

たまに、新聞に広告を入れ、Facebook pageで宣伝し、Google my businessで情報発信しましたが、なかなか効果でないんだって事がわかったことが収穫でした。

 

華々しい報道デビュー!でも、言うほど美味しくなかった・・・。

地道な活動が続きます。