昨年末辺りから卵使い切りレシピのシフォンケーキを直置きで何度も焼いています。
と言うのも、またひび割れしないのです
レシピは井上絵美さんとなかしましほさんのもの。
井上絵美さんのレシピは以前に教えてもらったものなんですが、20cm型の計量カップでの計量レシピなので17cmだと結局はグラムに直して計算しなきゃダメで、そうなるとレシピと果たして同じなのかわからない。。
そのせいなのか、もともとなのかジェノワーズっぽいお味に。
バターをサラダ油に変えて卵を1個足せばこんなかなっていう。
10回は焼いたんですが、今はネットで見つけたなかしましほさんのレシピ使ってます。どちらも微妙に温度変えて何度か焼いてもせいぜい1本割れが良いところ。
卵白少ないから持ち上がる力もその分だけ弱いんですよね。
だからくっきり花割れは電気オーブンだと無理なのかもしれないのですが。
ほとんど画像撮ってなくて、残ってたこれは一切割れなかったもの。
なかしましほさんは こちら の動画でもご本人の焼いたのが2台ともひび割れてないのでこういうものなのかと思いきや、いつもこれで焼いてるという友達に聞いたら普通に割れてるとか。。
やっぱりオーブンの違いなんだと思います。ガスなら問題ないんだろなぁ
ひっくり返したら割れてるとか割れてないとかわかりにくいんですけどね。
綺麗に花割れしたものを食べたことのないレシピなんでそれと比べて食感がどうのとかもわかりませんが、美味しいです。
ただ、私は卵白多めの方が好きです。卵使いきりだとやっぱりジェノワーズとかカステラっぽくなるので。
ちゃんと割れたものを焼きたいので、だったら自動調理してみたらどうなるんだろうとビストロのシフォンケーキオート焼成で試してみたら10分経たないのにこんな、、
→ その後、時間見直したら17分経過してました。焦げ目付いてるほどだしね
もうショック過ぎて焼けた画像は撮るのも忘れてたようでありませんでした
表面の割れとかヒビとか一切なくてつるっとした感じだったし。
初めて底割れしたときの次くらいに衝撃だったわ…
こんな風に持ち上がるのは庫内の温度が高いために、底から持ち上がって割れる前に表面が固まっちゃうから。
だったらとオートの弱機能で焼いてみるも結果は変わらず。
焼けた画像が無くて焼成前のものしか残ってませんでしたが、まぁ問題のない生地かと思います。比重とか全然測ってないけどメレンゲ立て過ぎとかほとんどないし。
なかしまさんは動画で説明はないものの、縁にくっつける方法で焼かれてますが、ビストロでそれをやると縁に付けた部分から先に焼けちゃって膨らまなくなるんです。
焼き上がりの高さは型より低くなります。
前のガスもそうでした。この方法はオーブンを選ぶ焼き方なのかも。
それで敢えて動画で説明されなかったのかなと勝手に推測してます。
そんなこんなでしつこく焼きまくってたら、型疑惑 もまた湧いてくるわけで 。
もうこれだけ焼いてるんだったらさっさと型を買い替えた方が良いんじゃね?ってことで、年末のヤフーショッピングのPaypay祭りに後押しされてとうとう別の型を買っちゃいました
銅板と迷ったのは言うまでもないのですが、銅板は置く場所が無くて
これ。
リンクは楽天ショップのものですが同じお店の全く同じ商品です。
極厚タイプではなくて、なおかつ底に縁巻きの無いペタッとしてるものを選びました。
この底画像がなかなか掲載されてなくて、かなり探したんです。
画像下の右が極厚タイプの底で左が今回購入した底。上は前に使用してた20cm型。
内側の煙突部分には周囲に縁巻きがあるのですが、型の外側と合わせてふたつ縁巻きがあると直置き焼成したらオーブンとの設置面がそれだけ高くなって隙間が出来てしまうんじゃないかと思うのです。
下火、大事ですからね。
上の20cm型と極厚タイプを散々見比べて同じタイプにしようと、微妙なとこにこだわって購入してみました
出来れば前の型と全く同じものかその後継にあたる17cm型を探したかったんですが、20年以上も前に購入したんでどこで買ったのかすらもう覚えてなくて
まだネットしてたかどうかって頃だったから、たぶんどこかしらのデパだとは思うんだけど。
あれだけ型じゃないかと疑っておいて、結局、型はシロでしたけどね
わかったところで嬉しいんだか残念なんだかもうわからない
ただ、極厚タイプはやっぱり火通りが良いようで後から購入したのと比べたら若干パサつくかな~。知らなきゃ気づかないかもなレベルだけど。
前から言ってますが、火力の弱いオーブンにはかなりお勧めな型です。
話をビストロのシフォン自動焼成に戻します。
オートだとかなり膨らむんですが、火力だけはどうしても強過ぎるのでそれならばとアルミホイルをかぶせての焼成も。
全部被せちゃうと生地が持ち上がってきて取り外すタイミングを見れないので、熱風が当たりにくい手前だけ見えるようにしたんです。
そしたらその熱風で飛ばされちゃって、右側が結局は熱風にあたる羽目に。
見事にこんな風に右側だけ横割れ。
いかに熱風が強いのかわかりますね。
オーブンから出したらこんなでした。
かろうじてひび割れ2本ってとこか、、
やっぱり熱風がきついんだなぁ。
型出しすると何故かひび割れ部分のサイドは悲惨な状況に。
底の方が型に沿って中の幅も1cmほどの細長い空洞出来てました。
空気が逃げ切れなかったのかな。
決して型出しミスったわけじゃないですよん。
表面横割れした方は逆に何ともなくて、これはどう解釈すればいいんだろ、、
横割れ部分から上手く空気が逃げられたってことなのかな。
なかしまさんの焼いたシフォンも横割れしてたし、この横割れに関しては失敗とは言わないんだろうけど…
ただ、画像で見てもこれは全体にパサついてますね。色も濃いし。
型に紙を巻いてやればいいんですが、頻繁に焼いてると最近はそれも手抜きしちゃって
パナの付属レシピを見てみたら、オートシフォン焼成のレシピとして卵白多めのものが掲載されてました。
これ です。
パナのEAT PICKにあるユーザー投稿の シフォンレシピ はオート調理が多いようですが、皆さん焼き色が強いんですよね。
そして花割れしてない…。
やっぱりもう今のビストロじゃあの花割れシフォンは無理なのかしらん、、
オート焼成の良いところは必ずもこもこに膨らむところ。
それはスチームが入るから。
手動でもスチームを入れてやるともこもこにはなるんです。
ちょっと見にくいけど、手動でスチーム入れたときのもの。
煙突部分が隠れるほどモコモコになります。もちろんここから高さは少し下がってからが焼き上がりになるんですが、スチーム入れないとここまでは膨らみません。
レシピは引き続きなかしましほさんのものです。
でもこのモコモコ、ここまで膨らむと手動じゃ維持してくれないことあるんですよ、、
その場合、すんごい焼き縮みします。
焼成中もスチーム10分ほど入れて膨らみ、スチーム切れたら縮み、再度10分入れてやるとまたモコモコになる。
モコモコの鍵はスチームなんですよね。
これが維持出来たらふわんふわんになるんだけど。
蒸し焼きが良いのかと、型を入れる前にハード系のパンでやるように庫内に霧を吹いてみたりもしたんですが、もこもこへの影響はわかりませんでした。
手動でスチームと霧吹きだとオートよりはしっとりするんですけどね。
ひっくり返して画像にしたら問題ないんですよねぇ
だからプレゼントにも出来はするんですが、自分の中でね、、
パナへ電話してオート焼成のスチームが入るタイミングと時間を聞いてみたりもしたんです。だけど企業秘密とのことで教えて貰えませんでした
AIに入力されてることは明かせないらしいです。がっくり。
シフォンオート調理の温度が高いこと(計測してるので後日書きます)や、焼きムラがあることなども話したんですが対策も無く、、
昔のビストロの方が上手く焼けましたと言ったら、申し訳ございませんと…
自分で何とかしなきゃダメってことのようです。
ただ、付属本の記載レシピ専用のオートなので他のレシピには適用しないとのことは仰ってました。これはもちろん承知の上だったのですが、それでも前のビストロは焼けてたんだもん。。
改悪だなんて…諦めきれない…
しつこくこの画像出すけどこれが理想というか、こんなのしか20年以上焼いてこなかったんです。これが普通のシフォンケーキだと昨年の11月まで思ってました。
だから花割れもモコモコもないシフォンには納得できなくて。
前のビストロでも普通にここまで焼けてたんだからこれに近い状態で焼きたい。
せめて、どのシフォンレシピで焼いても普通に6本割れて欲しい。
それがこんなに難しいこととは
パウンドケーキのように自分で筋目入れるやり方もありますが、あれは火の通り道をよくしてやって底上げとか防ぐものです。だから割れ方も人工的と言うか、全然違いますよね。
もちろんそれがダメとかいうわけでは無くて、単に私が焼きたいのはシフォン自らの力で割れてくれるものなんです。
何だかんだで熱風が強いから下火もさほど弱く無いビストロ。
生地を持ち上げる力はあるはずなんですよね。実際に何度も持ち上がってますから。
ってことで、往生際が悪いのでしぶとく焼き続けたいと思います