オートミールの消費兼ねて焼いてみました。

食事向けのパンです。

 

 

 

フープロでオートミールを粉末にして中に練り込んであります。

オートミール自体が主張する味ではないので、しっかりオートミールの味がわかるものではないんですけどね。

 

しかも生地には対粉10%の黒ゴマ入り。

黒ゴマが勝っちゃって余計にわかんない w 

 

オートミールの癖を黒ゴマでカバーしてるのかもしれませんが、風味だけで言うなら黒ゴマのパンと言っても過言じゃない感じ。

 

でも、かなり美味しいです ニコニコ

 

滋味なパンだと思います。

地味ではなく、ね w 

 

 

 

 

レシピはいつもの島津睦子さんの古い本から。

お教室に通う以前、お菓子やパンの参考書にしてたのが島津睦子さんの本で、この本もそのひとつ。

 

他にも別の方が書いた比較的最近の本も持ってますが、島津さんの本の方がバリバリ現役です DASH!

 

 

 

このパン、実は1回目に作って失敗してます あせる

トップ画像は二度目に焼いたもの。

 

 

私は手の腱鞘炎を患って以来、捏ねはキッチンエイドかHBを使用しています。

 

HBは一時発酵までやってくれて便利なんで最近はHBがメイン。

パナに問合せたら発酵温度は30度だそうで、オーブンの発酵機能と変わりません。

一応、捏ねてる時から生地の管理もしてるしで、工程上はほぼ問題なし。

 

ところが、この暑さ。。

 

捏ねてる時はパンケースと本体の間に保冷剤を挟んであったので捏ね上げ温度も大丈夫でした。

そのまま発酵させたら良かったのに、保冷剤を外しちゃたんですよねぇ。。

 

発酵終ったら生地温度が人肌より熱い ビックリマーク

 

外気に負けて30度超えちゃったのね… どよーん

何度も書いてますが、我が家はほとんど冷房入ってませんから。。

 

 

ああ、過発酵… 汗汗

 

ピザ生地にでもしようかと思ったものの、夕飯のおかずは既に決まってあるし、冷凍室も一杯だし。

 

そのまま続行しました~ あせる

 

この時、肝心な生地温度を測りそびれちゃったんですよね。

今後のためにも測っておくべきでした。

 

これに懲りて、二度目の焼成時は一次発酵も最終発酵も室温発酵です。

最終発酵時はトマトソース煮込んでたら軽く32度超えてましたから。。汗

 

 

1回目の過発酵パンはレシピ通りに中に入れるオートミールを粉の10%にしたのですが、2回目の作製では15%にしました。

イーストもレシピでは2%でしたが、1回目は1.5%、2回目は1.4%に減らしました。

この本、昔のだからか何だかよくわかんないですが、ちょっとイースト量が多めなんです。

 

 

そんなこんなで1回目と2回目に焼いたパンを直接比較するわけにはいきませんが、自分のメモ兼ね、以下は比較記事です。

 

 

基本的にグルテンの入ってないオートミール粉を粉の一部として加えることで膨らみは若干減少します。

ライ麦や全粒粉もそうですが、多く加えれば加えるほど膨らみは悪くなります。

 

イーストは膨らしてくれるものなので、多いほど膨らみは良いです。

少なくしたら、その分ゆっくりと発酵時間を取ることになります。

 

なので、1回目に作ったものより2回目の方が膨らみ悪くないといけないのです。

本来は…。

 

 

 

1回目の過発酵パンの焼成後 上矢印

 

キッチンのライトでオレンジ系に光っちゃったのもあって、パッと見た目、過発酵だとわかりにくい。。

真上から撮影したんで特に。

 

 

トップ画像と同じ画像の二度目に焼いたパン 下矢印

 

 

 

こっち 上矢印 がちょっと角度違うけど最初の過発酵パン。

腰高にはなってるものの、上の画像と比べたらべたっとした感じ。

 

イーストの発酵力がかなり失われちゃった状態ですね。

伸びきれてません~。

 

 

 

少しカットしてますが、過発酵パンの底。

一応、底は持ち上がって若干のホワイトラインは出てるものの、面積広いです。

綴目も開いちゃってますね。

 

 

 

過発酵にならず焼けたパンはしっかり腰高状態で底から持ち上がり、ホワイトラインも過発酵パンより太目。

その分、底の面積も狭いです。

オートミールで見えにくいですが、綴目もしっかり閉じられたまま。

 

底に一杯オートミールが付いてるのは半分わざとです。

表面に卵白を塗る際、流れて底部分にも付いちゃったんで変に拭き取ったりするよりオートミールをまぶす方が生地も傷めずに良いかなって w

焼成時、オーブンシートにくっつくのも防げるし。

 

 

過発酵パンのカット画像 下矢印

 

 

 

上矢印 二度目に焼いたパン。

 

過発酵パンより若干、皮の厚みも薄くなったようです。

こうして画像で見ないとわかんないくらいですが。

特に底。

 

クラムの気泡も全体に下の画像の方が大きいです。

上の画像は上部の気泡も潰れてますね~。

 

気泡が大きいということは、空気が入ってふんわりパン。

気泡が小さくて目が詰まってると、ふんわり感はその分だけ欠けるので。。

 

こうして見たら、パンの形そのものの膨れ方の違いも画像で一目瞭然ですね。

上手な人が焼いたらもっとハッキリ違い出るのかもしれないけど。。あせる

 

 

粉は一度目も二度目も春よ恋ブレンド。

オーブンはパナのビストロ。

 

 

一度目の過発酵パン。

粉が良かったからか、たいした過発酵じゃなかったのか…

過発酵伝えてひとつお嫁に出したんですが、夕飯に美味しく食べてくれました。

どこが失敗パンかわからなかったそうです。

良かった… うふふ・・・

 

 

過発酵でもちゃんと焼けてても、変わらぬ難点が一つ。

まぶしたオートミールがどうしてもポロポロ零れるぅ~~ 爆  笑