前回からの続き



そして2人はホテルの部屋に入った。

こっちで良いかな?とか良いながら選んだ部屋に入った。

私の中では一気に緊張感が高まっていたが それはあまり表に出さないようにしていた。多分彼も同じだったと思う。

最初は 少し雑談して、ちょっと暑いね とか言いながらエアコンを強めたりした。

そのうちに手を握って、お互い手の分厚さを確認したりした。

ちょっと ぎゅってしようとか言いながら、軽くハグをした。

この時もまだ2人はマスクをしていた。

何故なら彼は療養5日目とは言え、コロナに掛かっていたし、私としても移ってしまう可能性もあったから。

このマスクがないならどんなに良いだろう、と思いながら…。

キスすることも出来なかった。


僕の膝の上に乗ってみて、と言われ(もちろん服は着ています)、乗ってみた。

ここでも、「身長の低い人の膝の上に座るとこうなるんだ…」と現実的な事実に、ドキドキしていると同時に冷静な自分もいた。

男の人が職場以外で、自分の事を「僕」と呼ぶのはあまりなかったので、とても新鮮だった。

彼が自分の事を「僕」と言っていることに いつもキュンとしていた。


ハグをしたりしていたら、当たり前だけど気持ちは高まる。でも私は冷静だった。何故なら 可愛い下着も着けてなかったし そういう心の準備も出来ていなかった。

ベッドに移り それでもしばらくは膝の上に乗って話をしていたが、19歳年下でも彼は男である。

少し興奮しているようだった(まぁ、当たり前だけど…)


「どうしよっか」と彼は言った。

私も「どうしよっか」と言ったら、彼は「ゆきは、我慢できる?」と聞いた。

私は「出来る」と答えた。「ちょっとショック  笑」と彼は言った。

「ダイ君は我慢できない?」と私が聞くと「我慢なんて出来ないよ…」と彼は言った。

ここで、一気に心臓が「ドクッ」といった。とても強い衝動に駆られた。

「これが男女の差かもね…」というと彼は「そうかもね~…!」と妙に納得していた。

とても、優しい物腰の彼。私は既にかなり彼に惹かれていた。

人柄も誠実だというのは感じていた。

「シャワーでも浴びようかな」

と私が言うと彼も「そうだね…!」と同意し、順番にシャワーを浴びることになった。



続く…