入籍前、ブライダルチェックというものの存在を知りました。

 

看護師をしている友人からは未経験者が検査をしても有意義ではないと忠告されましたが、

夫と初体験をしようとチャレンジして早1カ月、

 

「どこか異常があるに違いない!」

 

と検査をしてもらうことに。

 

産婦人科は中学生のころにPMSの診断を受けたとき以来でした。

なので、「夫のちんが入らない」という主訴で受診するのはちょっと腰が引けてしまったため、カジュアルに受診できそうなブライダルチェックを選択。

 

内容は性病チェックと、子宮頸がん検査、エコーによる検査でした。

 

温泉にも入れないほど潔癖な私ですから、性病チェックは大丈夫だろうと高をくくっていました。

 

しかし!別の意味で大丈夫ではなかったのです!

 

指が一本も入らないわけですから、当然、検査キットの先が入らない!

 

「ギャーーーー!!」

 

あまりの痛みに絶叫。

付き添ってくれた母曰く、待合室まで悲鳴が聞こえたとかタラータラー

 

看護師さんがカーテンの向こうから飛び出してきて手を握ってくれましたが、涙がとまらないし痛みで体は震えて、もう検査どころではありません。

緊張もあって、力は抜けないし、ここ最近は毎晩夫とチャレンジして、頭に「痛い」と刷り込まれているせいか、もう恐怖で体が動かなかったです。

 

さらに、今度は子宮頸がんの検査です。

 

入り口だけをこちょこちょする性病検査とはちがって、今度は子宮のあたりまで入れるとか雷雷

 

「無理です!無理です!」

 

全力で悲鳴を上げる私を看護師さんが押さえつけて、お医者さんが検査の棒を入り口にあてがったのですが、

 

「入らないね~」

 

棒がうまくはいらないようでした。ホッとしたのもつかの間、今度はエコーです。

 

「エコー入るんですか!?」

 

「肛門から入れるから大丈夫よ~」

 

「ギャーーーー!!いいいい痛い痛い痛い痛い」

 

看護師さんが目をつむるな、口を開けろといろいろアドバイスをしてくれますが、出るところに入れたらそりゃ痛い!!

 

こんなことで子宮頸がん検診はできませんでしたが、性病検査とエコーができました。

 

終わったあと、診察室で痛みに号泣していたら、お医者さんから心無い一言。

 

「あんたダメだね」

 

そんなの、もう知ってるよ。

毎晩毎晩、いやってほど思い知っているよ。

異常だと思ってるよ。

だから恥を忍んで来たんだよ。

潔癖症で不登校歴もあって、内向的を通り越して引きこもりみたいな私を受け入れてくれた男性と出会えたから、子どもが欲しいんだよ。

 

帰りの車でめちゃめちゃに泣いて、

 

「ごめんね、誰もつまずかないようなところで毎回つまずく出来損ないの娘でごめんね」

 

母親に何度も謝っていました。事情をぜんぶ話して、母親も泣いていました。

 

思えば、小学校で潔癖すぎて給食が食べられなかったとき、母親が仕事を辞めてまで毎日お弁当を届けてくれました。

プールに入れないと言って泣いたとき、家の庭にビニールプールを用意してくれました。

とうとう不登校になったとき、毎日コミュニティスクールに付き添って勉強をみてくれました。

そしてようやく社会人になって、潔癖症でなかなか彼氏もできず、親に心配をかけて。

夫と出会って、さあいよいよ親に恩返しだと思ったところで、また親を泣かせてしまいました。

 

なんでこんなに人がスイスイと歩いていく道に何度もつまずくんだろう。

夫にも母親にも申し訳なくて、消えてしまいたい気持ち。

 

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