政府の動きは遅い、と一般的に思われている。どんなに公務員が頑張っていても。失敗しないように準備に時間をかけるから。

 最近は、結婚と妊娠、出産を素晴らしいことだという雰囲気が官民共にある。それはそうだと思うよ。
 日本の人口が減っているし、税収も減るし。そもそも、生きていたら、次世代を見たいし。
 でも、それって、10年以上前からわかっていたことだよね。
 しかも、日本の運営の根幹に関わるとっても重要なこと。
 女性の社会進出も大切だけれど、人口を増やすことも大事でしょう?
 保育所を作り、一旦退職した人が再就職しやすくする。もしくは育児休暇や時短勤務をして、働き続けられるようにする。同僚からの理解を得られるように。そして、同僚にも負担がかからないように、仕事のやり方を見直す。
 今は当たり前のように思えるこの問題も、昔はわからなかったのだろうか。いや、そんなことはない。国家公務員試験に受かって、日々政策と向き合っている人たちが、データの推移を見ている人たちがわからないはずがない。ただ、表面化していなかったから、手を付けていなかっただけだと思う。民間企業だって同じようなことはあるだろう。でも、国家公務員の仕事のやり方は、日本のあり方に関わるのだ。当事者意識を持って、誇りを持ってくれ!

 だから、政府任せではなく、民間やNPOでやろうとするのかな。財源があればいいけれどね。
 トップダウンじゃなくて、ボトムアップ。市町村から県へ。県から国へ。陳情じゃなくて

 話は違うけれど、国家公務員は、政策を考えるときに事象を一元化して考えるきらいがあるのだろうか日本のおもてなしの心が、世界と競争するときに不利だという。全ての産業でそうだという。
 今は理屈をつけられないが、その考え方は間違っていると直感で思う。多少高くても、日本のおもてなしの心がある商品とサービスを購入したい。無愛想な店員や、自分は悪くないと主張するコールセンターの人と話すのは嫌だ。仕事に誇りを持って、目の前にいる人を喜ばせることを自分の喜びとする。そんな風に仕事をしよう。