はじめまして、たけっちょです!

 

平成3年の4月…、

 

新卒で初めての就職は、当時バブル崩壊直後で、

まだ世間一般に、バブルは崩壊したなどという認識が無かった頃…、

 

そんな時に就職したのはソフトウェア開発の会社でした。

Widows95もなく、PCも事務処理系の会社でも、

やっと一人一台あるかないかの時代です。

 

 

 

30人程度のソフトウェア開発会社だったけど、何気に忙しかったのか、

最初の1ケ月くらいは、プログラミングの本をみて、

自習をしててくれという何とも緩い雰囲気の会社でした。

 

 

後で聞いた話だけど、

ソフトウェア開発というのは、人月(にんげつ)という単位で作業量を計るようで、

例えば、依頼された業務が3人で3ケ月かかるという見積もりだった場合、

 

 

3人×3ケ月=9人月(にんげつ)という作業時間がかかるので、

これが、バブル最盛期などは1人月当たり、70万円とか80万円が見積もり費用で、

9人月(にんげつ)の場合は、見積もり時点で630万円とか、720万円を提示して、

それが概ね通ってしまうという時代だったようです。

 

 

で、実際には、熟練したプログラマーが1~2人で1ケ月程度でプログラミングをし、

残りの期間でデバッグなど、間違いを修正して完成となるのだが、

その間、作業に加わらない人間が何も分からない人間でも、

客先でプログラムテストの際に3人で立ち会えば、

3人分の開発費用が支払われるといった具合でまかり通っていました。

 

 

なので、急いで新人を教育しなくても、何とか利益が残せていく

最後の時期だったんだろうなと思います。

 

 

で、入社して2ケ月くらいたった頃、ようやく自分の配属が決まりました。

 

配属先は、もちろんソフトウェアを開発する部署だったけど、

 

希望したのは、先々のスキルアップや転職への有利不利、

汎用性などを自分なりにいろいろ考えて、

C言語を主体とする部署への配属を希望したのですが、

 

幸か不幸か、Cobolという主に事務処理系の言語で開発する部署への配属となりました。

 

 

結果的に、C言語よりCobolの方が、

プログラミングやソフトウェアの開発素人には理解しやすく、

 

令和になった今、

プログラミングを志したり、無理やり学ばなくてはいけない人などは、

Cobolの理論を理解していたほうが、

RubyやPHPなど、Web系の言語を理解するのに役立つことが多く、

これで良かったのだと思えるようになってきました。

 

 

配属後、自習とたまに上司からの教育を受けて数か月、

始めて自分一人でのプログラム開発を任されることとなりました。

 

 

その仕事は某市役所の…なんだったか忘れました…けど…、

 

確か、何かの処理区分を2桁の数字で入力すると、

その処理区分名が表示されるという、

今思い出しても恥ずかしくなるほどの、幼稚なものでした。

 

多分、もうちょっと複雑なシステムの一部だったのだと思いますが、

とりあえず完成?させたと思い、上司に見てもらった時に、

エラー、いわゆるバグというものを探してもらい、

それを自分で修正して完成させたことを覚えています…。

 

 

その後、4名ほどのチームを組んで、

大手電力会社のOCR画像保存システムというものの開発に

携わったことを覚えています。

 

詳しい内容は省きますが、

この時、初めて徹夜で仕事するということを経験します。

 

確か、月曜日の朝9時に出社して、

家に帰ったのは水曜日の夜9時頃…

 

単純に計算すると約60時間続けて勤務していたということになります。

 

途中、寝たのは、30分休憩させてもらうつもりが、

2時間くらい寝てしまって、静かに起こされたのを覚えています。

 

ちょっと苦い思い出ですね!

 

この時のことでもう一つ覚えていることがあって、

それは、水曜日の夜に部屋に帰った時のことで…、

 

久しぶりに部屋で晩飯を食べ、風呂に入り、

すぐにベッドに向かいました。

 

いつもなら、布団に入って20分くらいは眠りにつけないのですが、

この時は、布団に入って、

ゆっくり体を傾けた所までは覚えているものの、

自分の頭が枕に乗ったことすら覚えてないほど、

あっという間に寝付いてしまいました。

 

で、気が付いたら翌朝の起床時間だったということがありました。

 

後にも先にも、あれほど疲れて眠ったという記憶はありませんでした…。

 

で、結局、この開発の仕事は、お客様に色々クレームを受けながらも、

何とか半年で納品でき、収支面でも利益を上げることができました。

 

 

ですが、残念なことに、自分は家庭の事情で、

この会社を辞めることになってしまいました。

 

 

東京の隅っこから、埼玉の実家へ帰ることになったのです。

 

 

この時はまだこの転職が、この先、

波乱万丈に満ちた転職人生の始まりになるとは、

夢にも思っていませんでした…。

 

 

次の就職先のことは、もうちょっと先の回に譲るとして、

 

次回は、この会社で教わったプログラミングのことについて、

少し書ければいいかなと思っています。

 

 

プログラミングとはどういうものか知りたい人、

プログラミングに苦手意識があるなど、

 

これからプログラミング、アプリ開発などに取り組むことに、

多少なりとも不安のある方におすすめです。

 

プログラミングの手順や、考え方、始め方など、

古い知識にはなってしまいますが、

概ねこんな大枠で考えて作業するんだということを知っておくと、

役に立つことも多いかと思います。

 

 

上級者からみたら、鼻くそレベルかもしれませんが…。

 

 

 

ここまでお読み頂き、ありがとうございました!では、また!