長年の間、貴重な薬草ヤルサグンバを採ってきた人びとが、今回、ものすごく量が減った、と言う。

 

ただでさえ借金があるのに、また借金が増えるのか、と心配だ。

 

 

 

 

ドルパでは、人びとは、ヤルサグンバという高額で取引される薬草を探しに行く。

 

 

 

 

山の上の方まで、ヤルサグンバを求めて出かける人の数は増えても、生産量は減っている、と言う。

 

 

 

 

 

ドルパのダナルパ・ロカヤさんのように、他の人々も、ちょっとしか見つからないと嘆く。

 

 

ダナルパ・ロカヤさん。

 

「仕事もないし、稼ごうと思って、袋を担いで来たけど、ない。」

 

 

ビムラ・シャヒさん。

 

「思ってたほど、ない。

これじゃ、稼げない。

 

米を担いで、ビスケットとか、インスタント・ラーメンとか、着替えも持って。

いろいろ持って来てるから、これじゃあ、返って借金が増えた。」

 

ジトクマル・ロカヤさん。

 

「前は、もっと稼げたのに。40とか50とか。」

 

「これから、どうしよう。

もう大豆もない。」

 

「亭主はいないし、具合が悪くなったら、薬代はかかるし、ごはんだって、食べなきゃ。」

 

 

 

ショバ・カルキさん。

 

「子どもを学校にやらなきゃならないし、」

 

 

 

 

 

薬草を、生活の糧にしている人は、多い。

 

 

 

 

ススミタ・サルキさん。

 

「ものすごく期待して来たのに。」

 

 

リタ・バシ・シャヒさん。

 

「薬草はないし、損しただけ。

もう、2度と来ない。」

 

 

 

 

 

ヤルサグンバの採集には、危険が伴うと言われる。

 

 

 

以前より、減った理由は?

 

 

 

ワサンタ・ウダスさん。

 

「一生懸命探して、見つかったら、稼げる。

そんな思いで、みんな、ここに来てる。

 

食べ物や水とか持って、テントも担いで、賭けだよね。

 

ものすごく大変な思いをしてやって来て、採れない。」

 

 

 

クリシュラジ・ディタルさん。

ヤルサグンバを調査する人。

 

 

「ここの人たちが、長年ずっと、同じ場所で採取を続けているから。

まだ芽を出したばかりの若いヤルサグンバも採ってしまう。」

 

 

 

 

*以下は、ドルパについての記事です。

 

 

 

日本で事業を展開しているネパール人の組合ネパール人事業者組合。

 

 

 

ここが主催で、9月1日にジャーナリストを招いた意見交換会を開催する。

場所は、大久保。

時間は、午後3時から。

 

 

 

新役員を選出する総会は、9月17日に新宿のプリンスホテルでの開催を予定している。

 

 

現会長は、ビジャヤ・タカリ氏。

副会長は、ダディワル・カドカ氏。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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