【ヒクマトバハドゥル・ラーワル署名記事】
ジェト月の午後4時頃である。
猛暑のなか、150人以上がトリナガル税関の検問所で長い列を作っていた。
インドへの入口だ。
手には、荷物を。
子連れも珍しくない。
武装警官と、インドの国境警備隊も。
ここからインドへ入国して、デリー、ムンバイ、バンガロールほか、インド各地へ職を求めるネパール人は、近年増加している。
そんななかのひとり、カイラリのログバハドゥル・ダマイさん。
一家7人でムンバイへ行くところだ。