【ビニタ・ダハル署名記事】
1990年代の人気女優マニシャ・コイララ。
彼女が主役を演じるウェブ・シリーズ「ヒラマンディ:The Diamond Bazaar」が話題になっている。
35年の長きにわたって、映画界で活躍し、トップにまで上り詰めた彼女は、その後、もはや過去の人となり果てたとも言われてきた。
ネパールからインドへ渡り、凄まじい競争を勝ち抜いて、20才で映画界へ。
それは、アーティストとして輝かしいものだった。
ボリウッドでは、その演技力が監督に買われ、シャールック・カーン、サルマン・カーン、アーミル・カーン、アニル・カプールなどの俳優と共演してきた。
そのキャリアは、1990年代に頂点を極め、2000年代に下降。
彼女の出演映画が話題にならなかっただけではない。
SNSで物議を醸すような形で、論争を引き起こしたりもしていた。
ときには、酔っぱらった状態でインタビューに応じた、といったニュースも漏れ聞こえてきた。
とりわけ、2010年代、彼女の人生は激しい浮き沈みに見舞われた。
結婚生活が2年足らずで破綻。
その後、ステージ4の癌が発見されたのである。