【ビシュヌ・ポカレル署名記事】

 

 

外国への出稼ぎ斡旋をめぐる詐欺事件で、近年、カナダや欧州をターゲットにしたケースが増えている。

 

 

ネパール政府当局によると、多くのネパール人が、ヨーロッパやカナダ、オーストラリア、ニュージーランドへ働きに行くようになって以来、詐欺も増加。

 

 

 

 

先週1週間だけでも、カトマンズ盆地の犯罪捜査機関は、カナダとポルトガルをターゲットにした詐欺事件で4人を逮捕した。

 

 

このうち、2人は、「Top Choice Education Consultancy 株式会社」からカナダと欧州諸国への出稼ぎ詐欺で、少なくとも50人を騙していた。

 

騙された人々は、インドの首都デリーまで連れていかれて、そこでにっちもさっちもいかなくなっていた、という。

 

 

 

この事件の捜査に加わった当局者が言うには、この名称の会社は、そもそも存在しない。

 

 

 

しかし、これを訴えたのは、被害者の半分にも満たない。

 

一方、被害額は、少なく見積もっても、5000万ルピーに及ぶだろう、とのことである。

 

 

 

訴え出た人々は、カナダ、スペイン、ポルトガル、クロアチア、ポーランド、マルタなどの国々へ行くことになっていたという。

 

 

 

外国出稼ぎ局のカビラジ・ウプレティ氏によると、サウン月から現在までに、カナダへの出稼ぎ詐欺事件で、113人が被害を訴え出ているという。

被害総額は、約2600万。

 

 

 

カナダのある農場で働く労働者。

 

 

 

 

 

カナダ以外に、欧州諸国への出稼ぎ詐欺事件も少なくない。

 

近年、ルーマニアがネパール人の新たな出稼ぎ先になり始めた。