「ネパール人コミュニティーの子どもたちに、文化や伝統を教えたい。」
アメリカでネパール語を教えるこの学校の保護者と教師の思いだ。
アメリカのジョージア州アトランタにあるこの学校では、ネパール語だけでなく、踊りや、お祭りのことなども教えている。
生徒のシャイル・アリヤルさん。
「(「英語訛りで)読み書きを学んでいる。
そんなに難しくない。」
生徒のアリバ・パンデさん。
「文字と、数字と、勉強している。
好きだ。」
この学校は、週に1日だけだ。
ラジュ・タパさん。
ネパール文化センターの副センター長。
「言葉だけじゃなく、ネパールの祭りや行事をどんなふうに行うのか、そういう知識を伝えている。」
保護者と地域が学校を開設すべく、費用を集めた。
保護者のクマル・ケーシーさん。
「ネパールに帰ったときに、サインボードに何が書いてあるか、わかるように。
文字が読めないとね。
ここにいても、両親とかとネパール語で普通に話しができたり、ネパールから親戚が来たときにも、ネパール語で自己紹介ができるようにって思ってる。」
現在、この学校には、約50人の生徒が在籍している。
ビシュヌ・パンゲニさん。教師。
「この子たち、すごく熱心に勉強している。
ネパール語、ネパール文学、ネパール文化を学んでいる。
将来、どんなふうに育つのか、わからない。
わたしたちの世代のようにはならないだろうけど、自分たちの文化を知っておいてほしい。」
ネパール人が暮らすアメリカ、イギリス、オーストラリア、日本に、こういった学校ができている。