ネパールとインドのあいだで、新たに4つのバスの路線を開通される計画だ。
東の国境検問所からバングラデシュまでは、わずか40キロ。
バングラデシュは、インドの次に近い外国。
バングラデシュ側は、首都ダカからカトマンズまでの813キロの長距離バスを走らせる計画を急ピッチで進めている。
バングラデシュ、ブータン、インド、そしてネパール(BBIN)の4カ国間で直行バスを走らせようという Motor Vehicle 協定が、2015年6月にすでに締結されている。
にもかかわらず、ブータン国会の承認をまだ得ていないのである。
しかし、バングラデシュは、ネパールとインドとの間で、早急に進めたい考えだという。
ダカから出ている The Daily Sun が報じている。
他の交通機関に比べて、バスは安価であり、需要が高いと見ている。
実のところ、ダカ・カトマンズ間のバス路線を、2075年バイサク月12日までに、という計画はあった。
同様に、2076年マンシル月までに、ダカ・ダージリン路線も。
あとは、ネパール政府が、「letter of exchange」を承認するだけだった。
が、コロナ禍が始まって、頓挫した。
ダカ・カトマンズ路線が取り残された形である。
コロナ禍でのインド政府の政策により、内陸国ネパールは困った事態に陥っていた。
バングラデシュも同様だ。
で、バス路線開通に積極的なわけである。
ビザの問題がクリアできれば、すぐにでも、というのがバングラデシュ側の意向。
バングラデシュがインドとの直行バスを最初に通したのは、1999年。
ダカ・コルコタ間だった。
ネパールとの間で直行バスが走ると、バングラデシュのネパール人留学生にとって都合がいい。
さらに、バングラデシュ人のネパール観光が容易になる。