♂トイレでブログ♀カーニバルさん

デザイン   ★★★☆☆
機能性    ★★★★★
可動性    ★★★☆☆
操作性    ★☆☆☆☆
セキュリティ ☆☆☆☆☆
耐久性    ★★★★★

満足度    ★★★★☆


私にとっては、初めての金玉になりますが
ある程度エイジングが進んだのでレビューを書きます。
みなさまの参考になれば幸いです。

まず、最初に手にとったときの印象としては
子孫を残すための大事な臓器のはずなのに
つくりが安っぽいと感じました。
カバーが、皮オンリーなのはいただけません。
極薄の皮で、上品にクレープされているだけで
雪見大福と同等の強度しかありません。
見た目の可愛さを優先しすぎて、強度が二の次に
されているようで残念です。

また、精子が熱に弱いから外付けになっているようですが
内蔵型の方がよかったのでは?と思いました。内臓だけに。
たとえば、金玉をぶら下げた魚なんかいませんよね?
この点では、魚の方に利があると言わざるをえません。
次回のバージョンアップに期待です。

次に可動性についてですが、繋がれた犬くらいの自由度が
与えられているようです。
ただし、操作性は非常に悪く、足を組み替えただけでグリン、
寝返りをうっただけでグリン、ある日パパと二人で
ふざけあっただけでグリングリンってなります。
可動するメリットよりもデメリットの方が圧倒的に大きいため
メーカーには、最優先で改善に努めていただきたいと思います。

ここまで悪いところばかりをあげましたが、万が一に備えて
冗長構成になっている点においては評価できます。
片方の玉が故障しても、もう片方がリクエストに応えることが
できるため、サービスの可用性といった点で安心感があります。
また、使い手によっては、かなりの高負荷がかかるときもある
かと思いますが、負荷分散されているので、ある程度までは
耐えられる仕様になっているようです。

どちらかというと厳しめの評価になってしまいましたが
直感的に楽しめるところや、状況によって色んな表情をみせて
くれるところに、金玉ならではのオリジナリティや可能性が
あると感じています。
「バカな子ほどかわいい」とはよくいったもので、私にとって
金玉は、まさにそんな存在です。


カーニバル
昨日の話。
オオゼキの肉売り場の特設コーナーの前を通りかかると、売り子のおっちゃんが
楊枝に刺したコマ切りの焼売を差し出してきたのでいただいた。
「おいしいでしょ?鹿児島の黒豚を使ってるんです。今なら値引きしますよ!」
と必死に売り込んできたけど、昼に王将で餃子2人前を食ったので丁寧に断った。

それから、酒コーナーで焼酎を吟味していると、棚にさっきの店の焼売6個パックを見つけた。
恐らくどこかのクズが、試食した手前、売り込みを断りきれなくて、商品を受け取ったものの
やっぱりいらなくてここに放置していったという具合だろう。
おっちゃんが一生懸命営業している姿を思い出したら、ものすごい胸が痛んだので
ぼくは焼売をおっちゃんのところに返してやることにした。

おっちゃんは、お姉さんを捕まえてさっきと同じように営業トークでまくし立てていた。
このタイミングで「あ、これ、焼酎のところに放置されてましたよ」って持っていったら
お姉さんの心象も悪いし、逃げるチャンスも与えてしまうと思い、少し離れたところで待った。

なかなか長いやりとりの結果、みごとに「じゃあ、いちばん小さいのいただきます」の一言を
ゲットし、嬉しそうにお姉さんを見送っていたおっちゃんにぼくは焼売を差し出した。
おっちゃんは、ちょっと驚いた顔をしてたけど「わざわざありがとうね、ありがとう」といった。

再び酒コーナーに戻って、焼酎のラベルを読み漁っていると、白い袋を持ってキョロキョロ
しながら店内を駆ける焼売屋のおっちゃんの姿が視界に入ってきた。
誰かを探しているようだ。商品を渡し損ねでもしたんだろうか。
なんとなくその姿をみていると、おっちゃんと目が合った。おっちゃんはぱぁっと笑みを浮かべ
一直線にぼく目掛けて走ってきて、その袋を差し出しながらこう言った。

「プレゼント フォー ユー」

 袋の中にはさっき返してあげた焼売が入っていた。

「え?なんで?いやいや、悪いですよ。」

 と差し戻すと

「いいよ、おいしかったでしょ?」

 と差し戻されたので、ぼくは、おいしかったですと答えて受け取った。
再びダッシュで売り場へ戻るおっちゃんの背中は、とても晴れ晴れとしていた。

ひょんなことから手にした焼売を、いっしょに来ていた嫁に渡し、一連の話をすると
「やっぱりあなたは、そういう星のもとに生まれたんだね」とシミジミいわれた。
こそばゆいなにかが胸につっかえた。


カーニバル
己を戒めるためにも、最近ぼくがしでかした愚行を晒します。

30歳を過ぎても、ミーヤキャットばりに好奇心旺盛なぼくが
家のゴミ箱でフランス製の脱毛クリームを見つけました。
中身はたっぷり入っているけど、全身エステのワイフにとっては
もう必要のないものということなのでしょうか。

ミーヤキャットなぼくは、当然、そいつをゴミ箱から拾い上げ
容器の裏面を熟読し、蓋を開けて鼻を近づけ、ブリーチ的な
臭さに顔をゆがめながら思いました。
「使ってみたい。」

足を出している女性を見るたび、毛がなければぼくの足の方が
絶対キレイだと蔑んでいたことを思い出しました。
「検証したい。」
ぼくは、静かに全裸になりました。

クリームを塗って5分置いてからシャワーで流しながらこする。
これだけで毛がなくなるらしいです。
眼下には、オトンゆずりの毛深い足が2本。まずは右足。つづいて左足。
塗り終えると、ふと、ツルツルになったら恥ずかしい、という平常心が
芽生え始めましたが、サッカー日本代表の海外組が、「ヨーロッパの
選手はみんな全身の毛を剃っている」と言っていたのを思い出しました。

本日2回目の思い出しは、再び平常心を場外にかっ飛ばしました。
こうなったら全身やってしまえ。とはいえ、上半身にはほとんど
毛がないため、残すは禁断の陰毛のみ。かまわん、やってしまえ。

これ、放射能より体(というよりも生殖器あたり)に悪い気がする、
なんて考えていたら、5分はあっという間でした。
そのままシャワーに突入し、下等哺乳類みたいに毛むくじゃらな
下半身をこすり始めると、驚くほど毛が流れていくではありませんか。
ただもっと驚いたのは、毛はマダラにしか抜けず、足がどうみても
皮膚病の下等哺乳類みたいになってしまったことです。そこには

「なんこれえー??うわーやっちゃったーーうわーーさいあくーー」
「こんなせんかったらよかったーー。うわーーさいあくーー」

という鳴き声を風呂場に響かせる、下等哺乳類がいました。

ぼくが宇宙人なら、もうこの体はあきらめて次の生命体を探し始める
タイミングですが、ぼくは、やはりぼくでしかありません。
自分の愚かさに直面し、自らの半生を否定するほど悔やみました。

こうなってしまったら、もう後には引けません。
ぼくはシェーバーを手にとり、生き残ったヘアーを剃り落としました。
退職金を注ぎ込んで開業した蕎麦屋に客がぜんっぜん来なくて
追い込まれた店主が、手持ちの30万円を叩いて店の横に水車を
作ってしまう感覚が少し分かりました。

足は白くてツルツルですが、女性の足にあるような魅力はありません。
というか、なんかめちゃめちゃ気持ち悪いです。
でかい観光バスで秋葉原にやってきて、日本製の電化製品を買い漁る
黄色いポロシャツにハーフパンの人たちから生えている覇気のない
足になってしまっています。
せっかくの夏なのに、しばらくバスケもハーフパンもNGです。
そしてなにより、スーツの着心地がさいあくです。
ちょっと汗ばんだだけで、生地が皮膚に張り付くのです。
いままで、どれだけすね毛がストッキング的な役割を果たして
くれていたのか、無くして初めて知りました。

すね毛にお悩みの男性諸君、すね毛はストッキン毛です。
スーツに限らず、パジャマも布団もなんもかんも
毛がいい感じにしてくれていることに感謝し、毛を大切にしましょう。
ケムクのみに与えられた特別な感覚なのです。

$♂トイレでブログ♀

画像は、ぼくの大好きなスキニーギニアピッグです。
こいつは皮膚病でもなんでもなく、生まれながらこんなんですが
風呂場で一瞬だけ頭をよぎったので、紹介しました。


カーニバル