【 ある意味洗脳 】 「対米従属」を説く識者の対米従属継続戦略 | 國體ワンワールド史観で考察するブログ

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日本の教育への疑問から始まった当ブログは、教育への関心を残しながら落合莞爾氏の國體ワンワールド史観に基づいた情報発信にシフトしています。
また最近はサニワメソッドを活用したスピリチュアル関連の情報発信も行っています。

日本人で日本の「対米従属」の構造を説く評論家や識者が増えてきました。

また、米国人でも「対米従属」に言及する人々がいます(●=ギルバ●トやテキサ●親父)。

 

では、その対米従属の構造を指摘したとして、その構造から逃れる術を具体的に言及しているのは誰かいるでしょうか。

 

対米従属だの。

WGIPだの。

だけでは?

 

これまで、従順に学校教育に慣れ親しんだ人々には、初耳な「対米従属」や「WGIP」。

こういう「真新しい」言葉を知り、知っただけで満足し、単にこのことだけを叫んでいる日本人も多いのでは?

 

こういうことを知らない日本人にしてみたら、上記について言及する連中は「陰謀論者」という烙印まで押しかねません。

というか、実際押されていることもあるでしょう。

 

しかし、単にそういう言葉を知っただけでは意味がありません。

また、なぜ日本がそういう状況に陥ったのか、ということを日本と特定の国との間で考えるだけでなく、

当時の世界情勢や古くからの日本や世界の情勢や歴史の流れについて知る必要があります。

 

なぜ日本に憲法第九条が必要とされたか。

それは、第二次大戦後は「米ソ両極体制」が必要とされたからです。

日本が第九条で「中立」を宣言することによって、米ソ両極体制が確保されました。

 

「日本が中立化することで、世界のバランスが確保される?」

「そんなに日本は力があるのか?」

と疑う気持ちが湧くことでしょう。

わたしも半信半疑な部分がゼロではないですが、日本はそれくらいの力があるのです。

技術力、日本人の賢さ・勤勉さ、表の通貨と違う裏の力学の資金力など、でしょうか。

 

ソ連がなくなりました。

ソ連がなくなったということは、冷戦を体現していた北朝鮮と韓国という分断も必要なくなります。

また、ソ連と中国が、同じ共産国家でなんとなく異質だったと棲み分けも必要なくなります。

本来なら、米国は地政学的に海洋国家で、大陸国家にふさわしい「世界の警察」という役割は不釣り合いでした。

それを歴史の流れ上、仕方なくその役割を米国は担いました。

 

日本人だけが、世界の流れについての情報から隔離され、いまだに憲法九条が必要と思っています。

世界の力学を感知できないくらい鈍感にさせられるように、日本の教育もメディアも振る舞ってきました。

 

しかし、いよいよそれも終わりを迫られる時がきました。

端的な話で行くと、近代史について日本史と世界史の垣根を取り払い、「歴史総合」という科目ができることに象徴されます。

 

本来歴史は、古代から現代まで途切れることなく、連続した人間の営みの現象に過ぎません。

現代は古代と無関係ではありません。

その時代だけでその時代が成立しているわけではないのは、今の自分が過去と無関係に成立できているわけではない、

ということが理解できれば、納得できるのではないでしょうか。

 

日本も世界も、これまでの「偽りの」歴史からの脱却が求められている中で、

大東亜戦争について、一部の識者が「コミンテルンよって引き起こされた」という論旨での著書を出し始めました。

 

コミンテルンが世界的な戦争を起こした、というようなことは表層的な話で、真実ではありません。

コミンテルンなどというのは、細胞でいえば単なる一組織レベルです。

もっと大きな流れの中で、コミンテルンにその役割が担わされた、という理解がより真実に近いと思います。

 

この理解に立つと、百●尚樹、江●道朗、西●夫など、具体的な「対米従属の脱却」の方法を述べずに、

なんとなく歴史の事実っぽいことを羅列する連中の怪しさが見えてきます。

 

冷戦構造がなくなった以上、もはや戦後に慣れ親しんだスキームは不要です。

また、米国もロシアもそのスキームからすでに脱却しています。

単に一般大衆の認識が少し遅れているだけです。

 

「対米従属」が日本に駐留する米軍によってなされていた、ということを理解できれば、

いかにして日本が真に独立できるか、ということは道筋が見えてきます。

 

・憲法第九条の廃棄。

・日本を間接的に支配する米軍にはお引き取り頂く。

(米国は民主主義国家なので日本国民が民意として米国不要を宣言すれば滞在できません)

・中国の暴走を牽制するには同じ地政学的大陸勢力のロシアと連携した方が得策。

 

他にも挙げられますが、主だったものをあげようとすると上記です。

 

気づきますか?

パッと見て連携できていないように見えますが、よくよく観察してみると、

トランプさんもプーチンさんも、いわんや安倍さんもが、これに則って動いているのが見えてきます。

 

政治とはこのようなものなのでしょう。

物理現象が物理法則によって「自然に」発生するように、政治も力学によって自然にそのようになるのです。

 

ということで、具体的な行動策を示さずに、単に「啓発」に偏った言論を展開している連中は、

特に米国の情報工作機関の意を受けた行動をしている、という判断もでき得る、と判断することができます。

これに確証はないですが、結果論からいくとそう言えると思います。

 

わたしも以前信じてしまっていました。

米国がいなくなると中共が日本にちょっかいを出してくると。

そこまでは信じませんでしたが、中には日本を侵略しにくるとまで言っている人もいます。

しかし、中共がそのようなことをしてくるとは思えません。

中共のいるシナは、地政学的大陸勢力で、本来海洋勢力的な動きは馴染みません。

いま東南アジアであれこれやっていましたが、あのレベルです。

中共は常に国民や周辺国に強がるそぶりを見せ続ける必要があるだけです。

 

中共侵略危険論を展開する人にとっては、国連や米国を中心とする国連軍という存在をどう捉えているのでしょうか。

内戦と戦争はわけが違います。

 

自分の身は自分で守る。

これが大前提です。

この大前提を忘れた人々が憲法九条堅持を叫びます。

喧嘩を吹っかけられた時に、お金で用心棒を雇います、と言っているのが憲法九条護持の人々です。

こういう人々は是非「北斗の拳」を読んでもらいたいものです。

 

ということで、最近話題の識者の背後に誰がいるか。

これは、しっかり見極めた方がいいと思います。