究極!! もっとまずいラーメン完成
店名:彦龍
業種:ラーメン/中華
住所:東京都文京区千駄木3-42-8
営業時間:10:30~13:30/18:00~23:00
定休日:不定

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●臨界点!! もっとまずいラーメン完成!!

「スープは煮込まねえ!! ガス代がもったいねえだろ!!」

「彼女いるよ。会ったことねえけど」

……などの名言で知られる、
日本一まずいラーメン屋として有名な『彦龍』がこのほど、
究極のまずいラーメン『真・ズァー麺』を完成させたという。

ビートたけしに「キムチをドブに捨てた味」とまで言わせた
従来のまずいラーメンより、さらにまずいラーメンというわけだ。

さっそく東京・千駄木にある『彦龍』へ行ってみた。

●何の味かわからない
ランチタイムに『彦龍』へ行ってみたが、営業していなかった
定休日じゃないのにおかしい……。18時ごろ再度『彦龍』へ行ってみると、
今度はちゃんと営業していた。

と、とりあえず休みじゃなくて良かった。
店主にランチタイムの営業はやめたのか聞いてみると、

「今日はパチンコで7連チャンしちゃってよォ~!!
ラーメン作ってるどころじゃなかったのよ!!」

……とのこと。
さすが『彦龍』、客よりパチンコである。

さっそく「究極にまずいラーメンひとつください」と、
普通の店ならブッ飛ばされそうな注文をしてみた。
すると店主は、「あいよん♪ ズァー麺いっちょー!!」と言い放つと、
黙々と調理をしはじめた。

飲食店なら致命傷となる「まずい」という言葉を言われても
「なんとも思わない」その精神力に、敬意を表したい。

ちょっと……いや、かなり不安になってきた。

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▲真・ズァー麺の価格は600円。具はゆで卵のみ。

待つこと1分、ついに『真・ズァー麺』が完成し、私の目の前に出された。
……って1分て早すぎなんだけど!! ちゃんと作ったものなのかな……。
そんな不安を持ちつつも、『真・ズァー麺』をじっくり観察。
スープは醤油とも味噌とも塩ともいえない、中途半端な色。
たとえるならば、「公園の砂場にたまったドロ水」だろうか。

しかも、なぜかスープの表面に
「よく工場の水たまりに浮いてる油」のような
膜が張っているではないか……。

それより、具が半分に割ったタマゴ2個だけって……
ある意味、食べる前から究極のラーメンである。

見ているだけでかなりまずそうだが、
食べてみなくては本当のまずさはわからない!! 
ということで「罰ゲーム気分」になりつつも、
思い切って食べてみた。

……ん? ぐふっ!!!! こ、これはヤバイ!!
これはヤバイまずさだ!! うまみはゼロ!! まずさは100%!!
しかも、味が醤油でも味噌でも塩でもない。
なんなんだこれは!! 何味なんだ!?

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▲正体不明の膜が張っている……。

店主は『真・ズァー麺』を……

「オレも長いことラーメン屋やっているけど、
こんなにまずいラーメンは食ったことないね」
と、自虐……ではなく自画自賛

具がタマゴしか入っていない理由は、
「5年前に付き合ってたねーちゃんのオッパイをイメージして作った」
からだという。つまり、このタマゴは店主の元カノのオッパイなのか……。

いやはや、想像を絶するラーメンである。