こんにちは。

日本デイサービス協会:理事・(株)介護NEXTの大場です。

 

先日、非常に興味深く考えさせられる機会となった記事がありました。

家事や介護に1日4時間 中高生の5%がヤングケアラー

 

記事の概要は、こんな感じ。

大人の代わりに家事や介護といった家族の世話を担う子ども「ヤングケアラー」が、中学・高校生でおよそ20人に1人いることが、厚生労働省が12日に発表した初の全国調査で明らかになった。

世話に割く時間は1日平均4時間に及び、当事者からは学校生活や将来への影響を心配する声も出ている。

調査では親や祖父母の介護に加え、幼いきょうだいの世話も含めて尋ねた結果、世話の相手はきょうだいの割合が最も高く、

中学2年は61・8%、高校2年(同)で44・3%。父母は中学2年で23・5%、高校2年(同)で29・6%だった。

世話の内容は、中学2年で相手が父母の場合、「食事の準備や掃除、洗濯などの家事」(73・3%)が最も多かった。相手がきょうだいの場合、「見守り」(68%)が最多で「家事」は37・6%、「きょうだいの世話や保育所への送迎など」も34%いた。

 

これより2040年辺りを更なるピークとして超高齢化社会化が進んでいくなかで、このような状況がますます増えていくことは十分に想像できます。

勿論、このような背景には少子高齢化以外にも様々な問題があることも含んだ上で、我々事業者は地域支援についても在り方や必要とされている取組みがまだまだあるなと改めて考えさせられました。

総合事業の弾力化などがもっと進んでいけば、問題が緩和されることももっと増えていくんだろうなと。

 

そのためにも我々事業者は要介護高齢者を視点の中心に置きながら、周囲の様々な問題解決を意識して幅広く地域支援という観点から物事を考えていかなければいけないとリマインドさせられました。