10年も前のコト。

 

新しく知り合いになったフリーランサーの方と、

午後のお茶のひとときをごいっしょしました。

場所は、ミュンヘン、オデオン広場の角にある、

Luigi Tambosi という、カフェレストラン。

Photo by Lolinka


日陰でも30度以上の気温の夏日だったので、

室内には誰もいなくて、

 

隣接したホフガルテンの

マロニエの木陰にしつらえられた

ビヤガルテンの方に、

 

人が集中していました。

ここでお会いしたのは、

子供のころ、

 

ドイツ企業の日本駐在員の家族として、

東京に数年間すんだ経験のある

アディーさん。

 

アディーさんがミュンヘンにあるTVラジオ局、

BR(Bayerischer Rundfunk)のために

 

もう10年ほど前に書いたという、

日本に関するラジオスケッチのシリーズが

今でもオンラインで公開されていて、

 

それをわたしの異文化セミナーで

教材として使いたいというのがきっかけで

知り合いました。

彼は現在、

企業のマネージャーなどを中心に、

 

コミュニケーション・コンサルタントをしていらっしゃいますが、

その関連で

PRの分野にも明るいのです。

わたしが当時温めていたプロジェクトについて

少しお話すると、

 

「おもしろそうだけど、メディアに売っていくには、

それだけでは弱い。

なにかストーリーを提供しなければ」
とのこと。

彼のいうストーリーとは、

 

人々の注目を集めるに足る、

商品なりサービスなりについての

強力なメッセージということだと理解しました。

 

そして、過去数年ドイツでは、

環境保護、持続性、老齢化社会などの

キーワードが、

 

変わらず人々の意識に上る

テーマだということなのですが、

 

それはわたしも本当に感じていました。

 

SNSで情報発信していくのにも、

たぶん最も大切なのが、

 

このストーリーです。

 

あなたは、

どんなストーリーを

伝えたいですか?