帰国しましたん!
しかし、解せぬことが・・・・・・
さて、以前(ムッチャ前)に記載させていただいた、パキスタン義母からリクエストの「アイロン」
お届けしましたが、とても喜んでくれましたね。
だって、義母が使っていたアイロンは、炭とかでは無く、一応、電気で動くものでは有りましたが(どこまで?笑)骨董品みたいなシルエットに加えて、非常に重い。ヘビー級。
温度調節がハンドルのジャスト真下で、
「なんで、ここに温度調節のダイヤルを入れたかな?回しにくい〜〜〜」
と言う、まあ、良く言えば素朴。
悪く言えば便利さや工夫も何にも無いもの。
それと比べれば、海外向けのメイドインチャイナとはいえ、
これはすっごく軽くて、温度調節もほんと、容易。
「ここから、水を入れて、スチームにするんですよ〜」
と説明して、試しに義母のパンツにアイロンかけてみる。
わ〜綺麗になるわ〜〜
そして、作業に邪魔にならない、コードレス。
オオ〜〜〜〜〜〜!、と義母、家族一同。
ところが。
これだけ喜んでくれたのだから、すぐにでも使ってくれると思っていた私。
しかし、義母はやはり、以前のアイロンしか使わない。
さて、パキスタンの服ですが、当然、女性はデニムとか化繊のワンピとか、私たちが使ってるようなものは一切着ません(てか、もし着たくても、着れません、とも言えるが 汗)
足首まで隠れる、ルーズなパンツの上に、ウエストの部分が強調されない、ダボっとした、ひざ下くらいまである、スモッグのような上着でウエストや腹回りを隠す。
これにドバターと呼ばれる髪を隠す布を巻きます。
(ちなみ、男性はデニムもTシャツもオッケーなんですよね。なんでやねん!と思いますがこれは、また別の機会に)
で、この衣装類がすべて、一度洗うとシワクチャクチャになる「綿」
女がたった1回着替えるだけで、大型のアイロン必須アイテムが3点も出る。
ちなみ男性の衣類も綿。
これに子供達の服も綿。
つまり、日本の私たちに置き換えると、
本日のお洗濯、30枚、全部ワイシャツ!!!
・・・と想像していただければ容易かと。笑
アイロンが必要な衣服の量は相当な数です。
これに加えて、電気が突然停電するので、まとめてかけられず、こまめにかける。
常に、アイロン待ちの衣類が山積みされています。
だから、アイロンは常に外に出されたまま。
「いつ交換されるのかな〜〜?」
と思っていたのですが、
結局、一度も使われているのを見ないまま、帰国してきました。
ところで、話が逸れますが、実は今回、
アイロンの他にも、パーソナルファン2台、これも、義母と義妹にお土産として、持って行ってたんです。
だって、このクソ暑いのに、停電が毎日ですよ!
そして、ガス火の前でクッキング。あの、長袖長ズボン、顔にカバーしたまま!
タンクトップに半パンでも暑いだろう気温に、あの、重装備。
に、冷房無し。
靴でさえ激オコする、日本女性なら、ふざけんな!好きな格好させろや!と叫び出すでしょう 笑 過酷な労働条件。
きっと使ってくれるだろうな〜と思っていましたが、
これも、結局、義母も、義妹も一度も使いませんでした。
アイロン同様、どこにしまったのか?
それで、しばらく考えたんですがね。
これは、多分あれなのかな?と、
以下、想像ですが、
昔の日本みたいに(いや、今も残る?)
【家事を楽することは敵だ!!】
的な。
【苦労して、やり遂げたことこそ、魂が宿るのだ!!!】
みたいな。
その土地にはその土地の美学があるのです。って、繰り返しですが、想像です
まあ、ほんとしつこいですが、想像であって、私たちが帰国して即、使い始めたのかも知れません。
または、何か記念日から使い始めるとか。
Skypeで聞くのも、なんか、お礼をもう一度!と言ってるみたいで、なんか聞きにくいし。⬅︎弱腰
何れにしても、リクエストはミッション終了。
そして、笑顔で受け取ってくれたことに感謝。