不快になる人おったらごめんねー。

 

今から書く話は、どっちサイドにも立てると思うのよ。

 

 

 

 

 

 

さて、

 

先だって、夫の友人夫妻が遊びにくることになったんですよ。

 

夫には日本のモスクで、初めてできた友人にあたる。

 

はりきっちゃった。

 

お料理や、テーブルセットも新しく購入、花束飾ったり。

 

夫と相談、夫妻はテーブルのこっちに座ってもらって、私らこっち。

 

子供椅子ないけど、なんなら、子供らはソファで・・・

 

子供らが一緒に来るって、うち、子供いないからなあ。

 

退屈かも。そうだ!おもちゃ買お。

 

ナイフ刺したら、ビヨーンって飛び出るやつ。古典的・・・

 

あ、デザートもデザートも。ってな感じ。

 

 

 

 

友人夫妻はパキ人。もちろんイスラム教徒。

 

って他人事みたいだけど、私たちもイスラム教徒だわね。

 

まあ、私らはドバイに住んで、その後日本なんで、正式な感じあんまないけど。

 

 

 

 

イスラム教徒といえば、ぱっと思いつくのがカバー。

 

一応、夫に確認したんよ。

 

パキスタンのドレスとかこっちに一枚も無いけど、いつもの格好でいいん?

 

ちなみに時期は真夏だ。ノースリワンピ。

 

今年は格別暑かった。

 

夫も短パンにTシャツ(そら、モスク行くときは違うけどね)

 

いや、この夫妻は日本に住んで長いし、彼らの会社のスタッフは普通に日本人がいるから、いいよ。

 

 

 

 

まあ、そんなこんなで、当日。夫のスマホが鳴ったよ。

 

夫→「もう、マンションの下に着いたって!」

 

あ、そうなんだ〜、じゃあ、迎え行こうか。

 

夫→「いや・・・それが、夫妻の友人男性A氏も一緒みたい」

 

そうなん。料理言うてもカレーやし、一人増えても全然ええけど。書斎の椅子出そうかね。

 

夫→「うーん・・・」

 

どうも、夫の歯切れが悪い。

 

 

 

 

さて、この、A氏。夫もモスクで出会う人。まあ、この人だって友人だ。

 

で、この時点でイスラムの教えに乗っ取って、

 

男女同席しない。と。

 

・・・・・・・・・・・・・・真顔

 

 

 

あのさ、郊外の大邸宅ならともかく、うち、都市マンション。

 

リビング2つもありまへんで。

 

ベットルームで食うのか?書斎?しかし、ベットルームなんてセクシーなところ絶対ダメ、写真が飾って合ったり、女性っぽいものがあるダメ。

 

そらそうや!ここ、私の家やし!てか、リビング以外でもの食うのはうちは本来禁止。

 

 

 

 

仕方ないから、小上がりの和室を仕切って使うことになった。

 

しかし、和室で食う設定してない。

 

テーブルもなんもない。新品のカーペット。床おきで、カレーとかこぼさんといてよ。

 

 

 

 

 

って、地べたに、食べ物おいたらあかんって!?!?

 

知らんがな。

 

が、仕方ないので、これだって汚されたら困るけど、ベットシーツを和室にひいた。

 

 

 

 

そして、A氏に合わないようにサーブする私。

 

廊下まで行って、夫に料理を渡す。

 

しかし、料理する皆様?わかりますよね?

 

せっかく盛りつけた料理を、他の皿に2分割。

 

盛り付け台無し。もう、食べ残しみたいやん。無茶汚いってか。

 

しかも、忙しすぎやろ私!

 

リビングには、初めましての奥様。と子供達5人。

 

そして、和室には男3人。

 

どちらの皿減り具合を、考慮に入れながら。

 

飲み物→サラダ→カレー→フライドライス→紅茶→デザート。

 

な・なんやねんこれ?

 

リビングはともかく、いちいち、和室にも運ぶ。

 

しかも扉の前で、ノックして、夫にこっそり渡す。

 

私が買った家ですが?そこにあなた座ってるわけ。

 

なんで持ち主が隠れなあかんねん、と悲しくなる。

 

主婦も一緒に、料理しながらでも、皆で会話を楽しめる、カウンターキッチンの意味ないし?

 

その家の主婦だけが忙しく働けってこと?

 

 

 

 

真顔そして、極め付け。

 

この辺で切れかかっていた私は、

 

デザートは、もう、箱ごと夫に渡した。

 

中身はハーゲンのバニラです。

 

したら、その箱に種類の宣伝が入っており【ラム・レーズン】って記載があったそうで、

 

A氏「酒の記載があるから、食べられない!!」と。

 

いやいやいや・・・・中身バニラ・・・・

 

箱の記載どころか。

 

ここ、日本やから・・・ラムは無いが、うち、ワインもビールもおいてますし。

 

あたしゃ日本人だよ。酒もミリンもありまっせ。

 

 

 

 

構わないんです。別に。

 

誰がどのような習慣、宗教、考え方、持っていても。

 

でも、自分流を徹底したいなら、

 

タッパウエアに自分の食べ物を入れて持って来るとか、

 

それが無理なら、

 

お邪魔する家庭が、どんな場所かもっと細密に調査するとか、

 

パキ人家庭ならともかく(それでも男女別席なんて日本の住宅事情でできるかな?)

 

ここは日本で、私は日本人だから。

 

 

 

 

 

ドバイにいた頃、

 

白人観光客はドバイに来ても女性もタンクトップ、短パン、多い。なんなら腹出しも。

 

一方、日本人観光客は、肌の隠れる服装。イスラム教国に敬意を払ってください、と、

 

ツアーの初めに、服装の説明があるそうだ。そして、参加する人は、疑問もなく、

 

きちっと、そのようやって来る。ドバイは暑いよでも長袖、羽織。

 

日本人は、ほら、他の国に行ったら、

 

住むのも、観光も、基本、その国に合わせる。

 

食事だって、その国の風土食をトライしてみる。

 

え、何これ?って思っても「ありがとう」一応、食べる。

 

突然、その地に、神社仏閣を建設したりしない。自分国家を押し出さない。

 

こら、もう、教育とかアイデンティティの問題で、

 

どっちがいいとか、悪いとか、無いと思う。

 

思う。

 

 

 

 

 

しかし!!!!!

 

今回のお宅訪問はどうなんでしょうか?

 

たった、一つの救いは、奥様がフレンドリー大変良い方、そして、5人の子供達。

 

朗らか、よく笑い、かつ、行儀よく、素晴らしい子供達。

 

お手伝いまでしてくれました。

 

ちなみに、奥様と子供達。日本の教育は考え方が違う。

 

子供達が正式なムスリムになれない、ムスリムとしての生活を送れないから、

 

と、奥様と子供さんは、パキスタンに帰るそうです。

 

そうなんだ、また日本に来た時遊びに来てね。

 

でも、これが普通のような気がします。

 

 

 

 

 

 

夫は恐縮しまくりで、しばらくギクシャクするし、

 

真顔大変、考える出来事でした。