*韓国軍はアメリカ軍と実施した今年初めてとなる北朝鮮を想定した大規模射撃訓練の様子を公開しました。 

一方、北朝鮮は金正恩総書記や妹の与正(ヨジョン)氏が会議での演説や談話などで軍事訓練の実施に繰り返し反発していて、朝鮮半島での軍事衝突の懸念が高まっています。

 

 

 

キム・ジョンウン(金正恩)総書記は年末の演説で韓国について敵対的かつ戦争中にある国家関係と位置づけていて、北朝鮮軍の発表では「同じ民族だという概念はすでにわれわれの認識から削除された」と対決姿勢を鮮明にしています。

 

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足「今日头条」の头条热榜(ヘッドラインホットリスト)足

2024年1月6日午前8時00分(日本時間)

 

2位:韩军实施海上射击训练应对朝鲜炮击

韓国軍、北朝鮮の砲撃に対応する海上射撃訓練を実施

6位:朝军在半岛西部海域发射200多枚炮弹

北朝鮮軍が半島西海域で200発以上の砲弾を発射

 

9位:中方:正密切关注朝鲜半岛形势变化

中国:朝鮮半島情勢の変化を注視している

1月5日、外務省の汪文斌報道官は定例記者会見を主催した。

 

記者の質問:韓国は、北朝鮮が今日、半島西部海域に200発以上の沿岸砲弾を発射し、韓国の延坪島と白寧島が住民に避難命令を出したと発表した。中国側の見解は?

 

汪文斌氏は、朝鮮半島情勢の進展と変化に細心の注意を払っていると述べた。

昨今、関係者間の対立が激化し、半島情勢は緊迫した状況が続いている。中国は半島の隣国として、半島の平和と安定を維持し、対話と協議を通じて半島問題を解決することを常に主張してきた。

汪文斌氏は、現在の状況では、すべての関係者が冷静かつ自制心を保ち、緊張を高める行動を控え、状況のさらなるエスカレーションを回避し、有意義な対話を再開するための条件を整えることを望むと強調した。

 

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【参考情報】

 

🔷朝鮮半島情勢(CNN:https://www.cnn.co.jp/から引用)

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<ウクライナ・台湾・朝鮮半島の情勢はすべて連動>

 

――日本は朝鮮半島有事の危険性をどう認識すべきか。

 有事となれば日本に及ぼす影響は甚大だ。朝鮮半島で難民が多く発生するだろう。具体的な展開にもよるが、人道面だけでなく、軍事面の支援も必要となるかもしれない。在韓米軍主体の国連軍は韓国に拠点を置くが、戦況次第では、在日米軍の横田基地に移る可能性も出てくる。

 

 日本もこうした状況を真剣に想定し、自衛隊でどう対応すべきか検討しておくべきだ。朝鮮半島有事は日本の国益に関係するゆゆしき事態で、日本の有事になるとの認識が必要だ。

 

台湾有事に合わせ動く可能性

 

――想定される朝鮮半島有事のシナリオは。

 金正恩体制の存続を最優先に考える北朝鮮が突然、単独で行動して有事に発展するとはなかなか考えにくい。北朝鮮は国際情勢の変化に便乗して動くはずで、台湾有事と連動する可能性が最も高いとみている。

 台湾有事はウクライナ情勢と密接に関わっている。ウクライナ情勢の行方によっては、米国はさらにウクライナ情勢に関与せざるを得なくなる。台湾をめぐる中国の出方もそれ次第になるだろう。台湾有事となれば、米国は動く。北朝鮮もそれに合わせて動く可能性はある。

 我々は安全保障環境を地域ごとに分けて見てしまいがちだが、ウクライナ、台湾、朝鮮半島などの各地域の情勢はすべて連動している。朝鮮半島有事も、国際情勢という大局の中で捉えることが大切だ。