【Bloomberg News:2023年11月2日】

米資産運用会社バンガード・グループは中国のオフィスを閉鎖し、同国から完全に撤退する。中国の投資信託市場の規模は29兆元(約600兆円)。

 

 

 

 

「今日头条」から

↓↓↓

 

 

先锋集团迈出退出中国的最后一步,解散了最后一支队伍(2023-11-02 11:51·河边的Capybara)

バンガード・グループが中国撤退へ最終段階へ、最後のチームを解散

 

 

バンガード・グループは中国から撤退し、29兆元の投資信託市場でのオフィスを閉鎖するという最終段階に踏み出している。

 

関係者によると、华润万家(チャイナ・リソーシズ・バンガード)は上海に残る約10人の従業員と退職協定を結んだ。その中には国家責任者(元中国証券監督管理委員会職員)罗登攀氏も含まれる。

 

チームのほとんどは来年初めに退職し、オフィスも閉鎖される予定だが、同社は決定が非公開であるため明らかにすることを拒否した。

バンガードは先月、马云(ジャック・マー)氏が支援する蚂蚁集团公司(アント・グループ)とのロボアドバイザー合弁事業の株式49%を売却し、顧客のスムーズな移行に向けて年末までサポートを提供すると付け加えた。

 

バンガード・グループはその後、上海事務所を閉鎖したが、引き続き中国の発展に注力し、将来的には他のビジネスチャンスも排除しない。

 

バンガードは戦略を転換し、かつて大きな可能性を見出していた世界第2位の経済大国から撤退しようとしている。贝莱德(ブラックロック)富达国际(フィデリティ・インターナショナル)などの世界的なライバル企業は、中国の経済成長と年金改革に賭けて、全額出資のファンドユニットを通じて事業を拡大している。

 

バンガード・グループは2年前、競合他社が中国の可能性を受け入れる中、投資信託管理ライセンスの計画を中止し、市場を驚かせた。

 

その後、フィデリティとニューバーガー・グループが承認を得て投資商品の販売を開始し、モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェース、マニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーションが現地合弁会社の完全所有権を取得した。

 

 

=====================================

【参考情報】

 

 

 

 

バンガードETFの平均経費率は0.07%と、業界の平均経費率0.27%に対して、3分の1以下という低コストを実現しています。

 

*VT、VOO、VTIなどが人気のETFです。