「全員通れる…ただし米・イスラエルは除外」イラン、ホルムズで仲間外れ戦略
ドナルド・トランプ米大統領がホルムズ海峡の安全確保のため7カ国に軍艦派遣を要求する中、イランは米国・イスラエルを除く第三国船舶の安全通行を保証すると主張し、「分断」を図っている。
アッバス・アラグチイラン外相は15日、米CBSのインタビューで「(ホルムズ海峡での)船舶の安全通航について対話を望む国は常に歓迎する」と述べた。
イランとの交渉で海峡通過が可能だという選択肢を示し、米国の派兵要求に応じないよう促す戦略とみられる。
イランは現在、ホルムズ海峡は封鎖されておらず、交渉を通じて通航可能だとの立場だ。
機雷についても、不規則に漂流し船舶を無差別攻撃する浮遊機雷ではなく、海底に固定され特定の船舶を選択的に攻撃可能な機雷を設置したと主張している。
アラグチは「海峡を閉鎖していないため船舶の通行を保証している」とし、「多くの国から自国船舶の安全通行を求められた」と述べた。
最近の海峡での船舶通行量減少の理由については「米国の攻撃的な態度による不安定な状況のため」と主張した。
一部の国はイランの交渉提案に応じている。
スブラマニヤム・ジャイシャンカル・インド外相は、英フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで「イランと対話を進めており、一部の成果を得た」と明かした。
戦争の影響で中東産燃料輸送に困難を抱えるインドが、イランとの交渉で最近、自国のガス運搬船2隻のホルムズ海峡通過を実現させたことを成果として挙げたのだ。
トルコもイランと協議し自国船舶の海峡通過を許可され、フランスとイタリアもイランと通航交渉を行っていると伝えられている。
イラン原油の最大輸出国の一つである中国向けの船舶も支障なく運航されている。
イランの反体制メディアIran Internationalによると、イランの原油輸出量は今月に入って1日平均150万バレル以上を維持している。
戦争前と比較しても大きく減少していない水準だ。
一方、同期間の世界の原油供給量は1日約1470万バレルから800万バレル程度に大幅に減少したことが明らかになった。
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