食堂車のある寝台特急と車掌さんの時計。 | ジャパン時計フェスタ掲示板

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こんにちは!
JTFスタッフのトッキーです。

今月も、すでに25日ですね!
お給料日の方も多いことと思いますヽ(゜▽、゜)ノヤタッ!

本日、5月25日は『食堂車の日』なのだそうです!
1899年、山陽鉄道(現JR西日本の山陽本線)に
食堂付1等車がお目見えした記念日なのだとか。

山陽本線は、今でも神戸駅から北九州の門司駅を
つないでいるのですが、現在は食堂車付の列車は
走っていない模様です。

JTF事務局の番頭は、電車好きなので聞いてみたところ、
大阪~札幌を結ぶ寝台特急トワイライトエクスプレスと、
上野~札幌を結ぶ寝台特急カシオペアと北斗星の3つは、
今も食堂車があるですよ!と申しておりました( ´艸`)

列車の速度が速まる一方で、乗車中に食事する人が減少
したことや、駅弁の種類が増えたことで、残念なことに
食堂車は、わずかな寝台車でしか体験できないそうです。

番頭は、以前に上野から札幌行きの北斗星に乗ったらしく、
その際に食堂車を利用したことがあるようです。
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ディナータイムは、予約制なのだそうです。
宇都宮を過ぎたあたりで、21時を回ると
予約制ではないパブタイムになるそうです!
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23時までの2時間は、車窓から夜景を眺めながら、
ダラダラ~とお酒を飲んでいられるんですって!
窓辺の電気スタンドが何ともクラッシックな趣で
動くBarって感じが、とってもステキですね☆
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アラカルトのオーダーは、福島駅あたりで
ラストになるとのこと。
時間の経過を駅名で記憶しているところが、
何とも“鉄ちゃん”ぽいのですが、本人曰く、
違う…と言う(゜ρ゜)いやいや鉄分濃いョ!
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寝台車の楽しさは、仕事を終えてから乗車をして、
車中でお酒に酔いしれて眠り、翌朝に目覚めると、
車窓には日常と異なる景色が広がっていることと、
朝から到着した先でゆっくり観光を楽しめること、
なのだそうです。

とりあえず、食堂車を体験してみたくなったら、
寝台車に乗らなければならないということですが、
寝台車って、ぐっすり寝られるのか?と思ったら、
北斗星のB寝台でも1人用とカップル用の個室が
あるそうです。事前に予約が必要とのことですが、
乗車して間もなく、高崎駅あたりで車掌さんから
乗車券の確認と引き換えに、個室のカードキーを
もらえるそうなので、それならお初でも安心ですね☆

番頭が北斗星に乗車した時の車掌さんは、子供の頃に
観たという映画「喜劇・列車シリーズ」の客室乗務員
を演じた渥美清さんを思い出させる風貌だったそうな。

そして、車掌さんに青森と函館をつなぐ青函トンネル
への進入は何時か尋ねたところ、おもむろにポケット
から懐中時計を取り出したんですって!年季の入った
状態から察するに、国鉄時代の支給品でセイコー製の
手巻時計と断定したそうです。寝台特急の車掌さんに
懐中時計はピッタリのイメージですねぇ~♪

昭和のノスタルジックな雰囲気がブルートレインには
まだまだ漂っているのですね!

そういえば!
第1回JTFで同時開催したアンティーク時計フェスタに
出展された個人の和田さんは懐中時計を数多く出品して
くださいました。
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鉄道や航空の世界で活躍した懐中時計の名品が並び、
懐中時計ファンの方もお楽しみいただけたと思います。
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昔から、鉄道や航空など交通網の管理には
時計が不可欠ですし、携帯する時計も含め、
正確にダイヤを維持する精度の一部ですね!

そんな高い精度が求められる鉄道ですから、
現在は輸送指令室の電波時計をベースにした
制御システムによって、各駅員室とその駅舎
にある時計をオンラインで結び、各列車とも
連動するようになっているそうです。

そのため、最近では新幹線や特急列車の客室
乗務員の腕を覗き込むと、シチズンやカシオ
の電波腕時計が実用品として目立ちます。

確かに、電波時計が世界的に普及していると
実感するこの頃ですが、機械の正確さに人間
が依存しすぎると不測の事態に対処する行動
が乱れてしまうことも考えられますね。

そんな時に、運悪く、時計のバッテリーが
切れてしまったら、さらに大変な事態です!

常に、どんな時でも遅れや進みを自分自身の
意志で正確に調整できるように心掛けること
を忘れたら、技術や機能の進化にしっぺ返し
を食らうこともあるのではないでしょうか?

その意味では、クォーツや電波のない時代に
毎朝必ず機械式時計のゼンマイを巻き上げて、
時刻を正しく調整するという、儀式にも似た
日課は、人間が1日1日の生活を始める際、
時間で決められた社会へ向かうために気持ち
を切り換える大切な行動原理だったはずです。

ちょっと、硬いお話になってしまいました(^^ゞ

今日は、食堂車のお話でしたね!
鉄道博物館では、食堂車で用意されていた
昔懐かしいメニューを食べることができます♪
http://www.railway-museum.jp/
まだ見学に行かれたことのない方は、
是非、遊びに行ってみてくださいね!
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トッキー