たけちゃん先生です!

今年から高齢の母の介護に忙しくなりました。母が一人でできないことが増えてきたのです。
ちなみに父は他界して20年以上経ちます。

そんな母の教育方針は「結果」よりも「過程」でした。

私が学生の頃は、結果を出すためにどれだけ努力したかということを問われました。
結果が良くても、努力しなかった場合、母は目ざとく叱ってきました。

「努力せず結果を出せるのなら、それ以上の結果を出せるように努力しなさい。」

結果がすべてではないのです。努力する時間があるのなら、それを有効に使うことが大事。
結果はゴールではなく、ひとつの通過点であって、学ぶことは際限なく存在する。上には上がいるということなのです。

かといって、私はいつもいい結果を出せていたわけではなく、成績は中の上くらいでしたので、
むしろ期待に沿えない結果が多く、努力したことに対してほめられることの方が多かったのです。

結果を出すことをゴールにしてしまうと、たまたま結果が出てしまったり、楽をしてゴールしてしまうこともできます。
しかしこれでは、その問題に対しての答えが分かっただけで、その場限りで何も残りません。

大事なことは、わからないことに対して悩む過程、理解する過程、工夫する過程、応用する過程です。
この過程は避けたくなるほどすごいストレスにはなりますが、こうして一つ一つの問題に取り組み、身に付けていくことが大事です。

ソーシャルスキルを身に付けるトレーニングをする上でも同じことです。私はここを特に大切にコーチをしています。
苦手なことを苦手なままでいるよりも、努力した分だけ、生きやすさを手にできます。

皆さん頑張ってください。

 

日本ソーシャルスキル・トレーニングセンター

http://japan-sstc.com