縄文ブームへの注意点 | 宇宙の兄弟たちへ@アメブロ

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縄文時代は、約1万6000年前から約2,300年前までの約1万年間続いた時代とされています

 

最近はスピリチュアル界でも縄文時代がブームのようで、縄文時代は平等で平和で、芸術に優れて理想郷のように言われます

 

そして日本の縄文人の精神を取り戻そうというような話も聞きます

 

たしかに縄文は優れた文化を持っていましたし、世界に誇る文化ですが、まったく手放しで良しとされるものでもありません

 

ちょうど昨日は縄文人の頭蓋骨に刺し傷があったというニュースがありました

 

縄文時代は争いもなく平和な暮らしをしていたとされていますが、まだ分からないこともあって、必ずしも争いがなかったとは言えないのではないかと思われます

 

おそらく集落で食料が不足する事態があれば、他所の集落を集団で襲う事もあったかもしれません

 

たくさん食事が取れる間は平和に暮らしていても、飢えると戦わなくてはならなかったかもしれないのです

 

そういうことで、いま信じられいている縄文のイメージは、今後覆るかも知れません

 

そして縄文時代というのは、その日を生きていました

 

つまり狩猟採集をして暮らしていたわけですが、一日にたくさん獲ったとしてもすぐに腐ってしまうのです

 

ですので、その日やあるいは数日以内に食べきれる分だけを取るようにします

 

そうして縄文人はその日暮らしをしていたわけです

 

これは現代人からすれば、悩みが少なくて羨ましいとおもう人もいるでしょう

 

現代の私たちは、将来への不安や、いろんな欲に突き動かされて、たくさんの労働をしなくてはいけません

 

文明は進んだのですが、仕事は忙しさはそれほど減っていません

 

ずっと朝から晩まで働き詰めの方からすれば、その日の分を働いて暮らせて良ければ、それがよいと思う人もいます

 

しかし、明日への憂いが減ったとしても、それが未来の問題を解決する事にはならないのです

 

たとえば、まだ発展途上国の方の生活には、いまだに縄文時代に似た暮らしをしている人もいます

 

狩猟採集をして暮らしている人々です

 

彼らは現代日本人からすれば、あくせく働かずに、村中が取ってきたものを平等に分け合い、仲良く生きて、よい暮らしのように思われるかもしれません

 

ですが、彼らには今日があるだけで、明日がありません

 

つまり将来に対する備えなどもあまり考えずにいます

 

それは憂いがなくてよいのではないかと思うかもしれませんが、発展がなくて貧しく同じ生活がずっと続く弊害もあります

 

先日もある国の生活を映していましたが、その国では女の子を両親がはやくに嫁に出そうとして、中学は行かなくてもいいと言います

 

結婚して家事をするだけなら、勉強も必要ありませんので、中学には進学させずに、すぐに結婚させようとするのです

 

そうすればある程度の結納金のような謝礼などももらえてお金になるのでしょう

 

学校に出すとお金が出てしまいますので、無駄なように思われます

 

そのためその国では児童婚問題があります

 

子どもを学校に行かせて、なるべく大学まで通わせようとするのは、その子の将来を思っての事です

 

しかし、そうした途上国などでは、将来などを考える余裕はなく、今日の生活しか考えがないのです

 

そのため進学率が低くなり、貧困問題も解決しません

 

今日だけを生きていると、将来への憂いもないですが、将来のための種まきも出来ないのです

 

稲作のように種を撒いて刈り取りまで育てるには、環境も整備しないといけませんし、長い時間努力を重ねないといけません

 

将来の結果であるお米を手に入れるために、コツコツと努力を重ねて行かないといけないのです

 

しかし、そのように将来に向けて努力を重ねていると、やがては大きな実りとして返ってきます

 

それが資本主義の精神であり、現代の私たちが豊かな暮らしが出来るようになったもとにあります

 

つまり稲作をして、将来に得られる食糧のために頑張るようになったために、日本では縄文時代が入れ替わってきました

 

縄文人は今日を生きていたと思いますが、未来への投資や展望を持たず、永年同じ暮らしを続けていたために、停滞もしていたのです

 

もちろん、現代人は資本主義の弊害として、欲が高まって、苦しみを生んでいる面があります

 

そういう面では縄文人に学ぶべきところもあるでしょう

 

しかし、社会全体が縄文時代に逆戻りするとなると、それもまた問題があります

 

こうした理想的な暮らしとしての縄文時代に憧れる人は、以前であれば共産主義に惹かれた若者たちに近いかも知れません

 

共産主義を唱えたマルクスは、みんなが平等に暮らせる理想社会の建設を訴えました

 

労働者を搾取する資本家を倒し、富をみんなで分配すれば、みんなが豊かな生活を得られると思ったわけです

 

しかし現実には、平等を進めるために、人々の自由は奪われ、富を分配していったら、頑張って働く者が減って、みんなが貧しくなっていきました

 

このように、一見、理想社会のように思われるものも、実際には不幸な社会を生み出す事もあるのです

 

今の縄文ブームを見ていると、かつてのマルクス主義による理想社会実現を夢見た者たちの姿を思い起こさせます

 

ここら辺は注意しておかなくてはいけない所かと思います

 

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