「SPF豚」は「無菌豚」とは違います。 | 豚→豚肉/豚肉勉強会

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豚肉勉強会事務局スタッフブログ

こんにちは、豚肉勉強会事務局ですブタ

皆さんは『SPF豚(SPFポーク)』という名前を聞いたことがありますか?

聞いたことあります!!!!という方もいれば、聞いたことないな…?という方もいるでしょう。

それでは、

『SPF豚(SPFポーク)のSPFって、どういう意味?』と質問されたら、きちんと説明できる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

 

SPF豚は、自然環境下で飼育されている安全・安心と美味しさを追求した豚です。その腸内に棲息する細菌の多くは善玉菌であり健康な豚といえます。そして、SPF(Specific Pathogen Free)は、特定病原体不在。すなわち、あらかじめ指定された病原菌を持っていないという意味です。

しかし、テレビなどで「無菌豚」「レア(でも食べられる)」といった表現を用いて、視聴者の誤解を招きかねないSPF豚に関する誤った内容が放送されたり…ということもあるようです。

 

「SPF豚」は「無菌豚」ではありません。

「特定病原体不在」の健康な豚です。

そして、

「お肉」はよく焼いて食べましょう 料理

 

肉や内臓には、食中毒の原因となる細菌が付着している場合があります。

食中毒の原因となる細菌は、目で見ても、においを嗅いでも、触ってみてもわからないのです。

しかし!! 細菌やウイルス、寄生虫は熱に弱く加熱することで死滅します。

生では食べないように、お肉の中心部までよく加熱することが大切ですにこ

せっかくの美味しいお肉ですもの。安全にも配慮して、安心して笑顔でいただきたいですね食事

 

 

 

■ご参考までに。

(1)日本SPF豚協会のサイトによると、2016年現在、特定病原体として次の疾病が指定されています。

排除対象疾病(監視しつつ、常に排除すべき疾病):オーエスキー病、萎縮性鼻炎、豚マイコプラズマ性肺炎、豚赤痢

監視対象疾病(監視しつつ、排除に努めなければならない疾病):トキソプラズマ病、 サルモネラ・ティフィムリウム感染症、内・外部寄生虫感染症

(2) 平成24年7月から牛のレバーを生食用として、また平成27年6月から豚肉やレバーなどの内臓を生食用として販売・提供することは禁止されています。