大相撲名古屋場所で、前売り入場券の販売率が39%にとどまることが4日、先発事務所のまとめで分かった。初日1週間前の3日までの集計。野球賭博問題直後だった昨年でも同時期には61%、例年通りの2年前は約70%が売れており、低調さが際立っている状況のようです。
 
通常では、千秋楽はほぼ完売となる時期だが、今年はまだ約20%の売れ残りがあるという事で普通の企業ならばそれこそ資金繰りが苦しくなり、経営破たんレベルの話かもしれません。
 
担当者によると、入場券販売は年々、下降傾向であったところに、今年は八百長問題が発覚。問題収拾のため、正常開催できるか6月に入るまで不透明な状況が続き、その間にキャンセルが相次いだという事でこれは観戦する立場のファンからすれば当たり前の対応と言えそうです。


スポーツは真剣勝負が基本でプロとしていきる選手の力と技量が本気でぶつかりあうからこそ観戦する価値があり、醍醐味があるのです。

さらに、東日本大震災が発生したことで、企業の顧客からは「震災があり相撲を見ている場合ではない。(その分の資金を)義援金に回す」との声が出ているという事でこちらも立派な考えのもとにした行動です。

一般的に見て大相撲を楽しみにしている世代の層は高齢者層が多い気がします。それだけ震災などの日本の窮地には何かしらの行動を起こしたい、という事で八百長していると疑いをかけられている大相撲などを見ている場合ではないという感覚になるのかもしれません。