前のブログでデコポン酒を造ったことを書きましたが、この時ウイスキーが足りなかったので、少し足すのにスーパーで安いウイスキーを買ってきたのです。
このウイスキーはスーパーのブランドで販売されているもので、720mlで約600円だったのです。
これが安いウイスキーです。
ラベルの右下に原酒比率が印刷されていますが、初めて見たものです。
モルト、グレーン10%以上、スピリッツ90%未満とありますが、これってウイスキーなのか疑問に感じました。
背面には記載がありませんでした。
スピリッツが90%とは、ほとんどがスピリッツでウイスキーと呼んでいいものなのか
ネットでウイスキーの定義を調べたら、酒税法では
原酒混合率が10%を越える
アルコール、スピリッツ、香料、色素、水を含む
と規定されているそうなので、この安いウイスキーもウイスキーと表示しても間違いではない訳です。
かえって、この成分表示が無いウイスキーの方が多いのでしょうから、このスーパーブランドのウイスキーは正直なでしょう。
デコポン酒に使ったウイスキーには、原材料にモルト、グレーン、スピリッツとありますが、スピリッツが何パーセントなのか表示がありませんから、90%未満ではあるのでしょう。
日本のウイスキーは酒税法での定義が、他国と違って
アルコール度数の定義が無い
樽熟成の定義が無い
生産場所の定義がない
という、かなり大雑把なものですから、極端にいえばアルコール度数が10%でもウイスキーになってしまいます。
他国ではアルコール度数は40~43%またはそれ以上で、オーク樽で3年以上熟成と規定されているようですから、かなり厳しいです。
日本のウイスキーも高級品なら間違いなく美味しいですが、日常飲める訳ではありませんから、安いウイスキーを買うときには成分を良く見て買うようにします。
同じスーパーのブランドでも、少し高い約1000円のウイスキーがあります。
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