※ 現地では「コカ・コーラは、水没工場は閉鎖して復旧させず、別の(安全な)場所で工場新設するのでは?」との噂もあり。

 

 

工場復旧 なお途上 広島・三原、浸水から3カ月
コカ・コーラ、再開見通しまだ 山陽乳業は年内完全操業へ
 2018/10/4 21:03

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36136430U8A001C1LC0000/

7月6~7日の西日本豪雨から3カ月。JR山陽本線が全線再開するなど復興は着実に進みつつあるが、まだ完全に立ち直ったわけではない。沼田川の氾濫で広範囲に浸水した広島県三原市ではコカ・コーラボトラーズジャパン本郷工場などの操業が停止したまま。複数の工場が「年内にも復旧」を目指し、懸命な取り組みを続けている。

1.25リットルペットボトル入りコカ・コーラやファンタが全国の店頭からほぼ姿を消した。約2.5メートル浸水したコカ・コーラ本郷工場だけで製造していた商品だからだ。

敷地面積8万3千平方メートルを誇る同工場は、同社の製造量の約5%を担っていた。豪雨による浸水で無菌充填ペットなど3つの製造ライン全てと自動倉庫が停止。社員寮も使えなくなった。被害額は未公表だが、被災した工場設備と在庫約150万ケース(1ケースは500ミリリットルペットの場合24本)の簿価は約90億円に達する。

現在、物流施設はフォークリフトなどで稼働させているが、自動倉庫の復旧は年末の見通し。ラインは復旧に向け調査・検討中だが「相当期間、操業不能の見込み」だ。 (以下略)
 

 

コカ・コーラボトラーズ/7月豪雨で工場・物流拠点の操業停止、設備廃棄等で特別損失84億円
2018年10月10日

https://lnews.jp/2018/10/k101003.html

広島県三原市の本郷工場、隣接の物流拠点が浸水被害を受け操業を停止したほか、他の一部製造・営業拠点と販売機器、車両等においても浸水による被害を受け、設備や棚卸資産の廃棄損等が発生した。

主な要因は、年換算約2200万ケースの製造能力喪失、全エリアにわたる製品供給体制見直しに伴い輸送コストが増加した。

なお、10月時点の状況は、製造設備3ラインすべて操業不能自動倉庫機能停止、工場敷地内の社員寮居住不能、浸水被害を受けた製品在庫は廃棄、被災地域内で2000台以上の自動販売機、クーラーなどが被害交通網は依然として困難な状況ではあるが改善傾向となっている。

復旧については、物流/配送分野では、本郷工場に隣接する物流拠点と外部倉庫の活用により、広島地区の全11営業拠点を含む中国エリアへの物流機能は回復済だが、トラック不足は改善しつつあるものの、輸送コストの高騰は継続している。

製造設備では、中国エリアの製造能力の復旧を含め、製造能力を2020年春までに段階的に拡張する計画が10日に承認され、本郷工場では被災した設備の撤去・清掃等を継続。一部従業員は一時的に他工場の増産支援に従事している。

製品供給は、供給制約は解消しつつあるものの、一部製品の供給制約は来年まで残る見通しとしている。

 

 

 

<関連>

コカコーラ広島工場水没で缶飲料やドラム缶が川へ大量流出。住民らが網で拾い集める…船舶へ注意喚起も

https://ameblo.jp/japan-flood/entry-12392607590.html