こんにちは。
この記事は、日本語のコツというか、真髄をあなたに伝授するための記事です。
このブログを読んでくれているということは、あなたは外国人の方で、JLPT N1に合格されたのだと思います。
JLPT N1というのはとてつもない努力をされた証だと思います。日本人の大半はどういうわけかあまり理解していませんが、あなたはものすごいことを達成したのです。すごい!!
何はともあれ、真髄について解説していきたいと思います。3つあります。
1. 語彙を増やすとすごくいい
N1レベルの苦労して獲得した語彙が、凄まじい速度で飛び交うのがネイティブスピードです。ぼくは逆に英語でこれをやられて、大層、憤慨しております。
それから、ネイティブ日本語スピーカーでも、語彙の獲得量に違いがあります。ネイティブだからといって「同じような生き物だ」と感じていると、結構違うので、見誤ります。聞き取りやすい人もいれば、よくわからない人もいるはずです。
↓以下は、語彙の量のテストです。ぜひやってみてください。これはガチのネイティブ日本語スピーカーが受けるものです。私は12万でした。語彙数の目安はだいたい7万ほどとなっていますが、「日本人は10万語ほど保持していてもおかしくない」と思っていいと思います。
生まれたときからずっと日本に住んでいて、日々本を読んでいる日本人スピーカーが難しい語を知っているのは、当然のことです。あなたがあなたの母語で難しい語を知っているように、日本人もまた、難しい語を知っています。
たとえば、英語ならば、
- stratosphere
- The veil of ignorance
- Uncertainty principle
- 401k
- cringy
- mezzanine
- platform shoes
- make like a tree and leave
という言葉は、別になんでもない普通の言葉とみなされると思います。日本語も同じです。これらは別に難しい言葉という扱いを受けないわけです。あなたの人生の中で培ってきたすべての言葉を想像してみてください。それに近い言葉が、無数に日本語でもあるというわけです。
語彙を増やすと、人の話がとにかくわかりやすくなるので、すごくいいです。
「漢字検定(日本人が受ける、漢字の試験)」がオススメです。これの2級が一般的な日本人レベルです。1級が一番むずかしいです。
2. 発音の精度を上げる
「こんにちは」などの、1語の発音だけで、外国人だとわかる
ほとんどの日本人は、発音の仕方で相手が外国人であることを見抜きます。「こ」の段階で見抜かれることもあるでしょう。
そして、会話に使う単語のレベルを無意識に落とします。これは意地悪でやっているわけではなくて、意思疎通をはかるためです。
発音は非常に重要です。発音には感情が宿っているからです。それはあなたの母国語でもそうだと思います。
日本人同士でも、「発音」というか、話し方が違うと「あっ、この人とはたぶん話が合わないな」と感じて、少しよそよそしくなります。そういう感じです。
具体的に「こんにちは」で例を示します。
「こっんっにっちわ〜♪」と、少し歌う感じの言い方だと、三波春夫の「世界の国からこんにちは」という歌になります。
「こーん、にーちわー!」と、明るく言うと、錦鯉というお笑い芸人の長谷川さんの話し方になります。
「こんにち、は」と言うと、吉本新喜劇の芸人の、チャーリー浜の話し方になります。
「こーんーにーちーわー」と言うと、幼稚園児や小学生が集まって、全員で声を合わせて誰かに挨拶をしている話し方になります。
「こんにちわぁ〜?」と言うと、「こんな時間に『こんにちわ』って、今何時だと思ってるんだ?」という意味になります。
「ちわーす」と言うと、かなりカジュアルになります。
そういう感じで、音をなるべく正確に言わないと「この人はどういう感情で言っているんだろう?」となってしまい、「たぶん外国人の人だろうな」という判定をされるわけです。
発音は、一音一音がしっかりしているかよりも、「どういう感情で言っているのか」がわかるように言えるのが重要だと思います。
日本人の発音をよく聞いて、どういう感情で言っているのか真似をするのがいいかもしれません。教科書は、一般的なことしか言わないからです。どういうふうに言われていても、本当に使われている音が真実です。
「よく聞く」のが本当に重要です。
3. 漢字よりも読み方
日本語は、もともとは「やまとことば」です。なので、漢字もとても大切ですが、音で共通している言葉が多いです。
「切る」「斬る」「伐る」は、すべて「きる」と読みます。
「泣く」「鳴く」も、どちらも同じ「なく」と読みます。
音が共通しているものは、意味もやや似ているものが多いと思います。オノマトペなども、こうした「音」が重要になってきます。
「画面がヌルヌル動く」と言うとき、ヌルヌルは「粘性の液体」を思い浮かべます。画面がジャギジャギではなく、ヌルヌルと、液体のようにシームレスに変化していくときに、そうした使い方をします。
「パパッとやって」「ササッとやって」「シュシュッとやって」「ガーッとやって」「ダダダッとやって」と、単体では意味不明なものでも、いろんな言葉を知ることによって納得感も増えると思います。
おわりに
JLPT N1取得者は、基本的に努力熱心な人が多いと思います。上記3つをぜひ取り入れて、学習におもしろさを注入してほしいです。