Goldilocks and the Three Bears、これはイギリスの童話で、アメリカではとてもよく知られています。しかし、私はこのお話をつい先日まで全く知りませんでした。


この童話を知ったきっかけは仕事の申し送りでの出来事です。私の仕事は手術後の患者さんの看護で、いわゆるリカバリー室(PACU : Post Anesthesia Care Unit)の看護師です。患者さんは手術が終わると麻酔科医とオペ室看護師によりPACUに運ばれてきます。PACU看護師はそこで医師・看護師両方から申し送りを受けます。その申し送りのときに麻酔科医が言いました。


👨この患者さんは◯◯(心疾患)なので血圧管理に注意してください。


そして強調するように付け加えました。


👨Not too high, not too low, but JUST right. (高くも低くもなく、ちょうどよいところで。)


すると、周囲にいた同僚達が笑いだしました。真面目に申し送りを受けている私の頭の中はハテナだらけ。え、この人何か面白いこと言った???目


すると、同僚の一人が


👩ニーナ、Goldilocksの話知ってる?


と質問をしてきました。そして、何も知らずに困惑している私に童話の内容を簡単に話してくれました。しかし、運ばれてきたばかりの患者さんを目の前にして余裕のない私は彼女の話した内容が全く頭に入らず。とにかくその場をやり過ごすことで精一杯でした。


モヤモヤしたまま家に帰り、ジョージにGordilocksの話をしたところ、


えっ、ニーナあの話知らないの?じゃあ僕が読んであげるよウインク


と、インターネットで物語を探しだし、子供に語るように読み出しました笑い泣き笑い泣き笑い泣きすると、あの麻酔科医の使った言葉がそのまま出てきたのです。ああ、だからみんな笑っていたのか。こうして私はやっと職場での流れを理解することができました。


アメリカで生活していると、文化の違い、育ちの違い、宗教の違いなどで分からないことが本当にたくさんあります。何も知らない自分が情けなくて悲しくなることもありますが、「私は知らない国で知らない人達と第二言語でコミュニケーションをとっている。ニーナ、あなたは本当によく頑張ってるよ!」と自分で自分を褒めて奮い立たせています。教えてくれる人がいるのはありがたいこと。私はこれからも色々なことを学んでいきたいと思いますニコニコキラキラ


Gordilocksの話は長くなるので省略します興味がある方はこちらからどうぞ↓