帰ってきてくれてありがとう。

これからもよろしくね。

 

 

先日、奇跡が起きました。

 

私が普段愛用している「持ち帰り用コーヒーマグ」は、その昔今から15年くらい前に、アメリカのスターバックスで買った物。

 

アメリカ人が通常飲むコーヒーの量は多いので、「持ち帰り用マグ」も巨大なものが多いのですが、ほんの一時期、とても小さいサイズの物を売っていた時期があり、高さ13センチ程の、非常にシンプルなデザインのそれを買い、以後気に入って使っていました。

 

外のカフェでエスプレッソドリンクを買う時はもちろん、家でそれを作る時もそのマグを使用しているので、本当に毎日お世話になっており、これまでアメリカ、日本、ヨーロッパと、あちこち旅をした時も、私のお供をしてくれています。

 

もう間違いなく「つくも神」がついているそれを、先週アーサーズ・パスへ日帰り旅行した際に、カフェに置き忘れてくるという一大事が起こりました。

 

 

自宅のあるクライストチャーチからアーサーズ・パスまで、

山越えを何回か繰り返して、約2時間ほどかかります。。。

 

 

愛用のマグがないことに気が付いたのは、2時間以上の運転を終えて帰宅してから。翌日青くなって休憩したカフェに電話をすると「あ〜ありますよ。とってあります。」とのこと。それは大変ありがたかったのですが、どう考えても往復5時間近くかけて気軽に取りに行ける距離ではなく、おまけに現地はカフェ2件以外何もない山の中。(もちろん郵便局などありません。)

 

頭を抱えていた時に、ふと知り合いが西海岸でバケーションをしていることを思い出しました。急いで連絡を取り、「まだそこにいる?帰りにアーサーズ・パスを通って帰ってくる?」と聞くと、「今日、そこを通って帰るよ。」という奇跡の返事。起き忘れたマグを持ってきてくれるようお願いしました。

 

こうしてマグは、無事に私の所へ戻ってきてくれました。

 

あり得ない、絶対にあり得ない奇跡。神様、ありがとう。これからはもっと物を大切にします。約束。