飛行機が大好きなP君。

マーカーが繋がることを発見し、それを繋げて飛行機に見立て、

2つの空港の間を4機の長短さまざまな「飛行機」が飛んで、着陸することを

延々と繰り返します。感心。

 

 

ひょんなご縁で、3歳の男の子のベビーシッターを今週2回する機会がありました。

 

台湾人のご夫婦の子供で、P君の口から出る言葉は全て台湾語。英語の保育園に通っているので、英語も多少はわかると思うのですが、とにかくP君は英語を発しないので、こちらもほぼ日本語でお相手をさせて頂きました。

 

お金を頂いての「お仕事」ですから、とにかく2時間ビッチリP君と遊びました。

 

ボールを蹴ったり、ベッドの上で飛び跳ねたり、絵を描いたり、紙飛行機を飛ばしたり、ハサミで紙を延々と切ったり、、、P君が興味を持つこと、面白いと思うことに、とことん付き合います。

 

とにかく2時間の「お仕事中」は時間の制約がないので、「はい、もう行かなきゃいけないから、おしまいね。」と、遊びを途中で止める必要もないので、P君はやりたいことをトコトンやり続けます。

 

100%自分に正直な子供は、本当に面白い。

 

楽しければ心から楽しそうに笑い、嫌なら嫌と顔に表し、反応がダイレクトに返ってきます。言葉が通じなくてもほとんど問題ありません。こちらが褒めていることは相手に伝わり、向こうの気持ちもちゃんとこちらに通じています。

 

お母さんが「幼児教育」の博士号を持っていることもあり、子育てにはこだわりがある様子。テレビを見る時間は決まっており、それ以外の時間にP君がテレビやタブレット(もちろんスマホにも)触れることはありません。

 

3歳であれ、13歳であれ、一旦デバイス(コンピューター、スマホ、タブレット)に慣れると、それがなくては遊べなくなり、常にそれを求めるようになります。そしてその遊び方は受動的になります。

 

P君のお母さんは、「単純な物(おもちゃ)であればある程、複雑で多様な遊びを生み出し、複雑なおもちゃ(コンピューターゲームを含む)であればある程、単純な遊びしか出来なくなる。」と言っていました。なるほど。