Garh の所からペンダントを買うと、必ず個人(今回はR君)宛ての

手紙が添えられており、そこにペンダントの意味などが書かれています。

 

 

20歳の次女。1ヶ月半前に、「自分探し」に集中するため、同棲していた彼氏のR君と別れました。

 

5歳年上のR君は、自分の家を買うための貯金にいそしんでおり、彼の人生設計では次女と結婚して、そのマイホームに住む、、、というイメージを抱いていたと思うので、R君にとっては晴天の霹靂。別れるに当たって、かなりドロドロとしたやり取りが2人の間であったようです。

 

その後、R君は次女が前から勧めていたカウンセリングに通うようになり、彼の方でも「自分探し」への一歩を踏み出したと聞きました。

 

R君がこれから新たな一歩を踏み出せるように、自分を好きになってくれるように、そして自分の可能性にどんどん挑戦していくように、いろいろな思いを込めて、グリーンストーン(ニュージーランドでは「Jade(ジェイド)」と言います。)のペンダントを、カードを添えて贈りました。

 

ニュージーランドでは、グリーンストーンは先住民族のマオリの人々しか採掘してはいけないことになっています。今回R君にプレゼントした物は、ウエストコーストでグリーンストーンを採掘し、アクセサリーを作っている、Garthという人から購入しました。

 

Garthの店(兼工房)を最初に訪れたのは、12年前に遡ります。私はその時にペンダントを買い、その後夫にもユダヤ人にとって神聖な意味を持つ「ダビデの星」のペンダントを特注して作って頂き、それらのペンダントは10年以上に渡って、我々の体の一部となっています。

 

今回R君用に買ったのは「TOKI」のペンダント。TOKI は、マオリの人々が伝統的に使っていた道具の形を模しており、「人生においてありとあらゆることを成し遂げられる、勇気と力をペンダントの持ち主に与える」とありました。

 

そして今回選んだカードの言葉。

 

EVERYTHING YOU'VE EVER WANTED, IS SITTING ON THE OTHER SIDE OF FEAR.

(あなたが今まで望んだものは全て「恐怖」の裏側にある)

 

 

R君とはもう2度と会うことはないかもしれませんが、どうかこの想いが届きますように。彼が自分を好きになって、幸せで納得のいく人生をこれから歩んでくれますように。。。

 

マオリの人々はペンダントをプレゼントする前に、自分で身につけてからプレゼントする(自分の一部をペンダントに託すため)のが習わしです。私も今回1週間自分の首にかけてから、私の思いと一緒に R君に贈りました。

 

 

今日の夕焼け。「逆さ雲」が沢山空に浮かんでいました。