道路を挟んで右側には住宅が建ち並ぶ一方、

左側は「レッド・ゾーン」のため、空き地となっています。

 

 

今から10年程前に遡る2011年2月、クライストチャーチ は185名の犠牲者を出した「カンタベリー地震」に見舞われました。(日本では同年3月、「東北地方太平洋沖地震」が起きています。)

 

カンタベリー平原は地盤が緩かったため、地震の際は多数の場所で「液状化」と呼ばれる現象が起き、液状化が酷かった地区は、その後「レッド・ゾーン」に指定され、レッド・ゾーンにおける家の再建は禁止されました。

 

毎週鍼に通う際に、レッドゾーンを車で通るのですが、前に住宅があったと思われる「車の入る入り口」だけが残る、だだっ広い空き地は、物悲しさを感じさせます。