「ん??」


そう感じ始めたのは6月のなかばころです



もともと食の細いアリス

1日2日食べないなんてよくあることなので、フードを変えたりしながらも

心配半分、気にしすぎないようにしようが半分

そんな風に見ていました

よく神経質すぎるって言われているし・・・



便だって、しっぽだって、お散歩だって良好!!


どこがって言うはっきりしたものではなく、そんな気がするんだよね!?だったから



でも、なぁ~~んか変!!

ちょっと違うの・・・(?_?)



ある日食べないのは口腔内に問題があるのかも?

と念入りに覗いてみました。

口の中は食後スポンジを使って指で拭いていたので

それで傷ついたのかも知れないし


そしたら奥歯の横の頬の内側が白くなっています


口内炎のおっきいやつ

これじゃあ痛くて食べたくないよねぇ



急いで行きつけの獣医さんに行きました



口の中の事だけじゃなく、なんとなく感じていた違和感も全部一気に話しました



院長先生に念入りに口の中を診てもらいます



が・・・

確かに見たはずの潰瘍らしきものがない


私も見せてもらいましたが綺麗なものでした

(歯石はありましたが今すぐどうにかするものではなく)


きっとここが悪いんです!というものがなかったので

病院に来る理由がなくて、幻覚を見てしまったのかな?

そのくらい気になっていたのです・・・



結局「涙も多いんです」と目薬をもらって終わり



よかったね!!

やっぱりママの思い過ごしだったんだ~~~

家に帰って報告したらやっぱり心配し過ぎと言われました




その後も相変わらず食べたり食べなかったりを繰り返していますが、元気!げんき!!


以前書いたブログ(7/8久々のドッグラン・オリーブの森)でも元気に走り回るアリスの写真が載せてあります





そんな感じで時は過ぎて8月・・・


毎日暑いので食欲だってなくなるよね


食べなきゃ出るものも出にくくなって食後毎回出してたのが1日1回になるよね


お水だってたくさん飲むし、少しでも涼しい部屋の隅やお風呂場の脱衣所に行きたくなるよ


こんな風に感じているからいつもより、「ママ抱っこ」が多く感じちゃうし

表情だって元気ないように見えちゃうし


私が感じていた違和感です。


でもこれは、6月に受診したときに獣医さんにもお伝えしていたこと






8月前半ご飯を食べたあとお腹が張っているのに気付きました

そんなに食べたっけ?


翌日には元に戻っています

が、2ー3日するとまたパンパンに・・・



「腹水」?


いつもならすぐに写真に撮るのにこれは写せなかった

そんな軽い事じゃないと直感したから





再び受診


触診するとすぐにレントゲンと血液採取


超が付くほどのビビりですが、注射の時もレントゲンで別室に抱かれて行くときも

「キャン」とも鳴かない

けれど不安で不安でしょうがないという目で私の顔を見ていました




待合室で10分ほど待って診察室へ

レントゲン写真を見ながらの説明はやはり



「腹水」 でした。



詳しく調べてみないとわからないけれど、量からいって内臓か腫瘍か・・・



その日は夕方まで預けて私は片づけなくてはいけない仕事をするために職場へ

翌日からお盆休みに入るので休むわけにはいかないし、家にいても何もしてあげられないし


何かあればすぐに駆けつけることが出来る仕事なのでそのまま行ったのですが

車の中では涙が止まらず、事務所についてもすぐに

「なぜ気付いてあげられなかったのか」と後悔してまた涙・・・



私にあった腹水の知識は、病気の末期にお腹に溜まる水

溜まると圧迫され苦しいので抜くこともあると聞いていたけれど

母が亡くなる数日前に腹水がたまった時は、医師から

「ただの水ではなく栄養が入っている血液と同じようなもので、抜いてもまたすぐに溜まってしまうからそれは患者さんには余計に辛いこと」と抜くことはありませんでした

母の場合は最期の時を迎えるための入院だったので尚更処置はしなかったんですが・・・

だから私の知る腹水は出たらかなり危険な状態であるということ




よく知りたくてネットで調べても同じような文章ばかり


ただ一つタンパクが不足すると血液から出される水の量とそれを吸収する水の量が比例せず腹腔内に溜まってしまうことがありそれは薬で改善されることもある


これは人間に関してのことで犬には当てはまらないかもしれないけど

もしもこれならすぐにどうこうという事態はないと少し気持ちを立て直せました






そしてここからは、私の妄想


毎日薬がいることになり、それが飲み薬ではなく注射だとしたら(糖尿病みたいに・・・)

私が打つとして・・・それは出来る!!いや やる!!!


その注射が1本2800円だとしたら(なぜかこの金額が思い浮かんだ)

1か月9万円位か

どこからこの金額を捻出するか?

私はそばについていないといけないから仕事は増やせないし

子供にバイトしてもらって、パパの小遣いを減らして・・・


あくまでも私の妄想です

前向きに考えよう、想像しようとした結果ですのであくまでも

フィクションです!!





そんなことを1日中考えて「迎えに来てください」と言われた時間より早めに着く時間に事務所を出て病院へ


途中病院から電話が来て

携帯に出た病院名を見てドキドキ

一緒にいた次男が取ってくれて車を脇に止めて話を聞くと

「内臓が悪いのでも腫瘍があったのでもなく血液中の3つの数値が低くタンパク質、コレステロール不足が原因です。

詳しいことは来院してから話しますが・・・」



先生は安心させようと電話をしてくれたんですが、私としては何かあったんじゃないかと

ほんとに心臓がばくばくしました。



処置としては腹水を抜くのと、便と尿を排泄させた位で点滴や投薬はなし


薬を2種類処方されて、重要なのはタンパク質の多いものを食べ物から摂取すること


一番いいのは「肉!肉です!!」


今までフードを食べなくなるからとささみを1日4分の1あげていたのを1日4分の3本に増やして

おやつとして売っているささみジャーキーも欲しがるならあげていいということ





生きた心地のしなかったあの日から、手を変え品を変えなんとか毎日薬とフードを食べさせ週1度の血液検査では少しづつ数値が上がってきて、その後薬の量も減り診察も毎週から2週間後に延びて腹水が溜まることもあれきりなくなり現在に至っています


私も少しだけ気持ちが落ち着きやっと自分の至らなさを残しておくためのブログを書く気になれました



決して楽観視はしていないけれど、「良かった~」なんて書いたとたんにまた悪くなっちゃう気がして

書き始めても最後まで書くことが出来ませんでした



食事はまず食べそうなものを(ささみとか)最初に何個かあげて

食べるとわかったら、それに小さくした薬を巻いてあげるのですが

その作業を見るとそこから逃げ出すようになってしまって・・・


ならばと、見えないように巻くと口には入れるけれどすぐにぺっと吐き出してしまい

飲ませるのに苦労するようになりました


とろみのある缶詰を食べてくれる時はいいのですが、一回食べると次の食事のときはもうそれは食べなくなるので毎回これは?これは?と選ぶのが大変です


それと同時にジャニーが側にいると競争心が生まれるのか食べることが多いので

横に座らせているのですが、こちらは食べたくてしょうがない子で

だからと言って絶対鳴いたりせずただじ~~っといつまでも健気にときに涙を流しながらくれるのを待っているので、いつもよりデザートが多くなってしまい体重が増えてきているのでこれまたどうにかしないといけないことになっています



ちなみにアリスの体重は


6/29=2.12kg 1回目の受診日 幻の口内炎


8/3 =2.15kg 体重は変わらないのに痩せた気がする(ペットショップで測定)


8/11=2.35kg 2回目の受診日 腹水で体重増加?


8/18=1.92kg 3回目の受診日 体重を2kgに戻すことを目標に


8/25=2.08kg 4回目の受診日 目標の体重クリアでホッ!数値も上がってきて薬も減る



一日も早く薬がなくなり、ドッグランで走れるようになるといいなぁ↑↑