甲状腺手術を受け、声帯の反回神経麻痺が戻るかどうか、戻る可能性があるという段階の状態の母。

手術から丁度1ヶ月たった。
リンパ液漏れがやっと回復しはじめ、カニューレをつけての発声。そしてやっと飲み込む練習を始めた。

今日初めて電話で母の声を聞くことが出来た。

今までとは同じ生活を送るのは無理ですという言葉。

水を飲み込むこと、痰を出す事、固形物を飲み込むこと、話すこと、当たり前に日常出来ていた事を一つ一つ前に進めていく。
本人にしか分からない辛さ、不安、恐怖、ジレンマ、イライラ。
色んな気持ちを察する事はできる。
けれど、かける言葉が薄っぺらく感じて、正直、励ます言葉、負けるなという言葉を安易にかけることは出来ない。励ましたいし、元気をあげたい。
だけど単純に、安直にかける言葉がみつけられない。
話す言葉に相槌をうち、話をきき、同意する。
それが何もできない今日の私だった。
こんな娘でいいのだろか。もっと気を遣わせないで、さりげなくプラスの方向へ母を導けるような言葉を、対応をできる強い自分になりたい。