どうも、じゃにおかです。

まずは、ご報告ですが、昨日、無事に大腿部腫瘍の摘出手術を行いました。
経過も今のところ順調で、幸い、切創部の痛みもあまり感じていませんOK
「痛かったらボタンを押してね」と言われて渡された、麻酔用鎮痛剤(フェンタニル)を投与する機器も、結局一度も使用せず。
ただ、本日から早速、リハビリを開始するので多分痛むだろうなー。
頑張らねば!!グッ

詳細はまた次回以降~

ということで、いつも時間差になってしまいますが、前回の投稿で書ききれなかった、当初の手術予定→延期までの流れ(後半)について振り返っていこうと思います。


〇Day2
前日の夜から突如膨らんできた頬の腫れは、朝になっても収まらず。
というより滅茶膨らんでないかドクロ


(ドン・コルレオーネの真似ではない)

朝一に看護師さんから、本日(土曜日)の当直がK先生であることを告げられる。
不幸中の幸いというべきか。安堵感といったら半端ない。

朝食はとりあえず食べましたが、その後、耳下腺(唾液腺)が刺激されたためか、痛みは更に増し、一時は顎を開けるのも辛い状況に。

そうこうしていると、朝9時頃にK先生が病室へいらっしゃる。

K先生「頬が腫れてるって聞いたけど、大丈夫!?」
わし「(マスクを外して、)エライことになってしまいました。。」
K先生「昨日の夜は大丈夫だったのにね。念のためCT検査を行って、頭頚部の先生にも画像を見てもらいましょう」

流石というか、K先生が当直ということもあり、話が早い早い。
その後、午前中にCT検査を行い、午後一には診断結果を聞くことに。

まず、頭頚部の先生に確認してもらったところ、頬に腫瘍は確認されず、唾液腺からも膿が出ていないので、大事ではなさそうな。
これから8時間おきに抗生剤を投与しながら、様子を見るとのこと。

次に、K先生から、月曜日のオペをどうするかは、後程検討しますと告げられる。
昼過ぎには痛みが引き始めたので、月曜の朝一に腫れが収まっていれば、手術を決行して欲しいなとか、自分勝手なことを考えていました。

その後、感染症の疑いがあることから、他の患者さんの居ない四人部屋へ隔離される。
なんだかんだで一人は気楽だな(おい炎

夕方頃に、K先生が再度病室を訪れる。

K先生「手術は体調が万全な状態で受ける必要があるため、月曜のオペは延期になります。今後の治療スケジュールについては、月曜日に麻酔科や腫瘍内科と調整します。」
わし「(ガーンアセアセ)」
K先生「なお、今回の腫れの原因はムンプス(おたふく風邪)の疑いがありますが、血液検査を外部委託することになるため、水曜日に結果が出ることになります。とりあえずは、ムンプスの結果が出る水曜までは、入院になろうかと思います。」
わし「仮に水曜日に陰性の結果が出たとしても。木曜や金曜のオペはないんですか?」
K先生「患者さんはじゃにおかさんだけでなく、他の患者さんの手術予定も多く入っていますから。暫くは大きなオペが続くので、来週中のオペは十中八九ないものと思ってください」
わし「確かに不確実性があるなかでは、手術の予約はできませんもんね。(ガックシ・・・タラー)」

傲慢な言動を取ってしまったことを反省しつつも、露骨な落胆の表情を隠せず。。。ガーン

K先生「まあ、終わってみれば、『こんなことあったなー(笑)』と思い出話になりますよ。」
わし「1年間かかる治療の内の、たかだか数週間ですもんね。暫くの間、無防備な状態が続くのは気になりますが。。。」


この病気の闘病期間は、ざっくりと以下の四段階からなると、(厨二病的に)脳内で想像していたので、この闘いのdecisive pointとなる、3)の局所制御(とりあえずは手術)の実施が遅れたのは、かなりショックもやもや

1)防御フェーズ:タコ殴りにあいながらも、なるべく早期にがんを発見し、治療を速やかに開始するまでの期間
2)防御―攻撃フェーズ:依然として、我が方の状況は不利なものの、抗がん剤の投与を開始し、反撃(手術or/and放射線)のタイミングをうかがう、治療開始から局所制御を行うまでの前半期間
3)攻撃―防御フェーズ:抗がん剤によって防御的なカウンターブローを打ち続けながらも、手術or/and放射線により相手方に強烈なアッパーを打ち込む、治療開始から局所制御を行うまでの後半期間
4)攻撃フェーズ:原発巣に決定打を与えた後に、体中に散らばった相手方の残党を継続的な抗がん剤投与により駆逐する、局所制御から治療終了までの期間



〇Day3
徐々に腫れが落ち着いてきている気がするが、朝の時点では収まらず。
写真を振り返ってみると、夜にはだいぶ落ち着いていましたチョキ

この日の当直は、副担当の先生だったので、改めて切除範囲について再度尋ねると、解剖図録のコピーを持ってきてくれる。
腫瘍のある大腿上部は、大腿だけではなく、臀部の筋肉も複雑に絡み合っているので、先日紹介した無料アプリだけでは、物足りないなと思っていたところです。
きちんとした資料を貰えるとは、ありがたや、ありがたや。


〇Day4(元々の手術予定日)
早朝に最後の抗生剤の投与。少し痛みが残るものの、ほぼほぼ腫れが収まる。

8時頃にK先生が病室を訪れ、手術のリスケが17日ないしは18日になりそうだと伝えられる。
とりあえず一安心。
元々は水曜まで入院と言われていたものの、病棟が混んでいるので、急遽この日に退院するように言われる。

「なんの成果も!!得られませんでした!!」



〇退院後
後日、腫れの経過を観察するため、K先生の外来を受ける。

この日の血液検査の結果を確認すると、膵臓や唾液腺の細胞異常を示す、アミラーゼの値が下がっていたので、腫れはもう大丈夫とのこと。
ということで、18日に手術を決行することに。


手術が数週間遅れる可能性もありましたが、僅か10日の後ろ倒しということで、有難い限りです。

再入院までの期間は、いつも以上に感染症対策に気を付けていましたが、たまに近所を散歩したりすると、「普通に歩けるのも、これが最後か・・・」と感慨深い気持ちになります。

 

あとは右足の腫瘍がチクチクするので、体が元気になっていくのに伴って、僕の中のあばれる君も、もう一度、攻撃のチャンスをうかがってるんだろうなと思いますアセアセ

 

早くしてくれー(泣)

 

 

次回の投稿では、手術のための再入院(今回は無事実施)について、書いていこうと思います。

 

 

じゃあの。

 

 

 

 じゃにおか拝