安倍派の裏金問題を暴いた“名コンビ”がまた勝利 黒川元東京高検検事長の定年延長関連文書も「開示」へ 古賀茂明

7/9(火) 6:32

■日本社会の闇を暴く勇者たち

 仮に新たな文書が出てこなくても、検察・法務が組織ぐるみで嘘をついていたと裁判所が公に宣言したことの意味は非常に大きい。

 なぜなら、そんな大嘘をついた関係者の処分はどうするのかが問われるし、そうした嘘を重ねることになった経緯、この定年延長劇の主役が誰かなどが国会で追及されることになるからだ。証人喚問や第三者委員会による調査の要求などもなされることが予想される。

 ちなみに、上脇教授は、自民党安倍派などの裏金問題を暴き、刑事告発をして自民党の政治資金の闇にメスを入れたことで知られる。岸田文雄首相率いる自民党を瀕死の状態に追い込んだ立役者だ。

 さらに、判決文を見て発見したのだが、本件の代理人弁護団には、阪口徳雄氏ら、私が尊敬してやまない切れ者の弁護士が名を連ねていた。阪口氏は、森友学園事件における財務省と赤木雅子さんの訴訟でも代理人弁護士を務め、アベノマスクに関する訴訟などでも国と戦っている。

 上脇教授や阪口弁護士らの献身的な活動がなければ、日本の社会で起きているいくつもの闇を暴くことはできていなかったかもしれない。

 あらためて、この勇者たちに敬意を表するとともに、ますますの活躍を期待したい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fdf36b088c9d824dab012edf21d32a2c59332a69?page=1

 

 

 

黒川氏定年延長の「閣議決定前」文書、じつは閣議後に法務省等が「作文」!? 安倍内閣が「辻褄合わせ」指示した文書を出せ!! と国を提訴した神戸学院大学・上脇博之教授にIWJ仲川正紀記者がZoomで直撃インタビュー! 2020.6.2

 

 

「政治ヤクザ(安倍政権)が権力ヤクザ(検察)を手足のように使うことを可能にする法律」